車の排気量とは？

車は、ガソリンを燃やして動力を生み出すことで走ります。

もっと具体的に言うと、ガソリンがエンジン内部の「シリンダー」という筒の中で燃焼し、それによってシリンダーの中で「ピストン」が上下に動き、動力が生まれます。

車の排気量とは、ピストンがシリンダーの中で上下する範囲の体積のことを指します。「シリンダーの内径×ピストンの上下運動の長さ」という計算式で算出されます。

そして、シリンダーが複数あればその数も掛け合わせます。例えば、シリンダーが４つあれば上記の計算式で出た数値を４倍にします。

排気量の大きさは一度に発生する動力の大きさに違いを生じさせます。このため、排気量が大きい車は馬力があり、発進や加速がスムーズです。坂道を上るのも余裕で、最高速度も速くなります。

 

排気量の調べ方は？

メーカーの諸元表で調べる

排気量は各自動車メーカーが公表している、車のスペックや使用を記載した諸元表で確認できます。諸元表はメーカー公式サイトの車種カタログなどに掲載されています。

このとき気を付けなければならないのは、同じモデルで、グレード名が同じであってもモデルチェンジや改良時に実施されたエンジンの換装などによっては排気量が変わっているケースがあることです。

メーカー公式サイトの車種カタログの諸元表は、原則として最新モデルのものが掲載されています。諸元表が自分の車と同じ世代、型式のものかを確認しておくことが大切です。

メーカーによっては、販売終了した型式の諸元表を公開しているケースもあります。

車検証で調べる

車検証は、公道走行する際には携行義務があるためほとんどの場合グローブボックスに保管されています。

車検証には、車の所有者や使用者についての情報のほかに、車両番号や初年度登録年月、車の種別、型式番号などに加え、ボディサイズや車両重量、排気量といった車のスペックも記載されています。

車検証は１台１台の車に紐づけて発行されるので、車検証に記載の内容と実際の車のスペックが異なることはありません。

そのため、自分が使用している車の排気量は車検証で確認するのが最も確実な方法といえます。

 

車の排気量が変わるとどうなる？

道路運送車両法に置けるカテゴリーが変わる

道路運送車両法においては、車のサイズと排気量、車輪数などによってカテゴリーが分けられています。

乗用車における道路運送車両法による分類は、以下のとおりです。

車の分類	ボディサイズ	排気量
軽自動車	長さ：3.4ｍ以下 幅：1.48ｍ以下 高さ：2.0m以下	660cc以下
小型乗用車	長さ：4.7ｍ以下 幅：1.7ｍ以下 高さ：2.0m以下	660cc超から2,000cc以下
普通自動車	小型自動車よりも大きいもの	小型自動車より大きいもの

自動車税（種別割）の金額が変わる

毎年４月１日時点の車の所有者に納税義務が発生する自動車税（種別割）は、排気量によって税率が変わり、排気量が大きくなるほど税額も高くなります。

軽自動車の場合は、660ccまでに排気量が規制されているので一律です。

以下の表は、排気量別の自動車税（種別割）の税額を一覧にしたものです。

総排気量	2019年9月末までに 新規登録した車両登録	2019年10月以降に 新規登録した車両登録
1.0L以下	29,500円	25,000円
1.0L超～1.5L以下	34,500円	30,500円
1.5L超～2.0L以下	39,500円	36,000円
2.0L超～2.5L以下	45,000円	43,500円
2.5L超～3.0L以下	51,000円	50,000円
3.0L超～3.5L以下	58,000円	57,000円
3.5L超～4.0L以下	66,500円	65,500円
4.0L超～4.5L以下	76,500円	75,500円
4.5L超～6.0L以下	88,000円	87,000円
6.0L超～	111,000円	110,000円
軽自動車	10,800円	10,800円

走行性能、環境性能や燃費が変わる

一般的に、排気量が大きくなるとエンジンパワーも大きくなります。力強い走りが求められるスポーツカーや本格オフローダー、大型モデルの排気量が大きい傾向があるのはこのためです。

また、今はエンジンに関する技術がかなり進んでいるので一概には言えませんが、排気量が大きくなるほど環境性能、燃費は悪化します。

今では燃費対策のために排気量を小さく（ダウンサイジング）して、過給機（ターボチャージャー）を搭載しパワーを得ているケースも多くあります。

 

排気量は大きいほど良いの？排気量が大きい車のメリットとは

パワーがあり、スムーズに走れる

一般的に排気量が大きい車はパワーがあり、加速性能も高い傾向にあります。

そのため重たい荷物を積んでいるときや乗車人数が多い時でもスムーズに加速できる、上り坂でのパワー不足を感じにくく走りやすい、といったメリットがあります。

比較的静粛性が高い

排気量の大きい車はエンジンに余裕があるので、通常の使用であれば無理にエンジンの回転数を上げなくても十分なパワーが得られます。

そのためエンジンノイズが小さくなり、車内の静粛性が向上し快適なドライブが楽しめます。

 

排気量が大きい車にはデメリットもある

排気量が大きい車は馬力があり力強い走りが楽しめるメリットがありますが、メリットだけではなくデメリットも存在します。

税金が高くなる

先の一覧表で示したとおり、排気量が大きくなるにつれて自動車税（種別割）は高くなります。

現在では、一定の燃費基準を満たしている車はグリーン化特例による自動車税（種別割）の減免措置が受けられますが、ずっと税金が安くなるわけではなく適用されるのは新規登録年度の翌年度分のみです。

燃料費が高くなる

排気量の大きい車はそれだけガソリンなどの燃料の消費量が多いため、燃費が悪いことがデメリットとして挙げられます。

近年は年々環境基準が厳しくなっていることに加え、一定の燃費基準を達成している車は減税措置が受けられることもあり、各メーカーが燃費性能の向上に力を入れているため一昔前の車と比較すると燃費性能は格段に向上しています。

それでも、排気量の大きな車はコンパクトカーなどの排気量の小さい車の燃費にはかないません。

車両価格が高くなりがち

排気量が大きい車は馬力が大きいため走りに余裕があります。

ボディサイズの大きな大型ミニバンやワゴンなどは車両重量も重いため、駆動させるためにはある程度の馬力＝排気量が必要になり、コンパクトカーなどボディサイズの小さな車と比較すると車両価格が高くなる傾向があるのです。

また排気量が大きいということは、シリンダー数が増え、シリンダーのサイズも大きくなります。

部品にかかるコストが大きくなり、その分車両価格に上乗せされるのも排気量が大きい車が高額になりがちな理由の一つといえるでしょう。

購入時の初期費用も高額になる傾向がある

ここまで見てきたとおり、排気量が大きい車は自動車税（種別割）が高くなります。またボディサイズが大きくなることがある傾向から車両本体価格も高くなりがちです。

そのため、ローンで購入するとしても頭金が高額になります。さらに初期費用として支払う税金などの諸費用も高くなるため、車購入時の負担が大きくなる傾向があるのもデメリットのひとつといえるでしょう。

 

結局排気量は大きい、小さいどちらがいいの？

排気量の大きい車、小さい車それぞれにメリットとデメリットがあります。大きければ良いというものでもないので、自身のカーライフに合ったものを選ぶことが大切です。

排気量が大きい車がおすすめの方

大人数が乗る場合、車の重量が重くなり動かすには大きなパワーが必要になります。

また、未舗装路など荒れた路面を走行することが多い方や、雪国の方などが選択するある程度の走破性を備えた車（SUVなど）はそれなりのパワーを要するため、排気量が大きい車が向いているといえるでしょう。

高速道路を走る機会が多い方も、追い越し時や合流時にスムーズに加速しストレスを感じにくいよう、ある程度のパワーを出せる排気量が大きめの車がおすすめです。

排気量が小さい車がおすすめの方

大人数が乗る機会はほとんどなく、荷物も少ないという方は特に排気量の大きいモデルは必要ありません。軽自動車やコンパクトカーなどの小排気量のモデルでも十分でしょう。

また、できるだけ維持費や購入費用を安く抑えたい方にとっても、排気量が小さい車が向いています。

カーコンカーリースの全プランと素敵な特典をご紹介！

最後に、カーコンカーリースがご用意している全プランを紹介します。

もらえるプラン11・もらえるプラン９・もらえるプラン７（※特選車を除く）

11年リースの「もらえるプラン11」、９年リースの「もらえるプラン９」、７年リースの「もらえるプラン７」、いずれのプランも契約満了で「クルマがもらえる」、さらにリース期間中でも一定期間経過後に返却や乗り換えがOKとなっています。

契約期間やお支払い方法（ボーナス併用払い・均等払い）も、ライフスタイルに合わせて自由設計いただけます。

リース期間中にライフスタイルに変化があったお客様はもちろん、将来的に乗り換えが必要になるかもしれないお客様であっても、安心してご利用いただけます。

カーコンカーリース「もらえるプラン」の詳細はこちら

もらえるプラン特選車

WEB申込限定で「もらえるプラン特選車」をお選びいただくことが可能です。

人気の軽自動車から普通車、商用車まで幅広いラインナップを揃えた「もらえるプラン特選車」は、メンテナンスパック、カーアクセサリーセットが毎月のリース料金に含まれている大変お得なプランです。

車検（基本料・税金・自賠責保険）２回、12ヶ月法令点検４回に加えて、エンジンオイル交換13回、オイルエレメント交換６回、ブレーキオイル交換２回、ワイパーゴム交換６回が含まれています。

もらえるプラン特選車の詳細はこちら

のりかえプラン5・のりかえプラン3

5年リースの「のりかえプラン5」、3年リースの「のりかえプラン3」は、契約満了後にお車をご返却いただき、新車にお乗り換えすることが可能です。

ご契約期間中は、購入したときと同じようにマイカー感覚でお車をお持ちいただけます。

契約期間やお支払い方法（ボーナス併用払い・均等払い）も、ライフスタイルに合わせて自由設計いただけます。

おクルマもアクセサリーやメンテナンスまでリース料に全部コミコミで、月々定額で計画的なお支払いプランをお選びいただけます。

カーコンカーリース「のりかえプラン」の詳細はこちら

さらに、カーコンカーリースをご成約された方にもお得なご成約特典をご用意しております。

カーコンカーリースご成約特典

新車をご成約いただいた方の快適で安心なカーライフをサポートするグッズやサービスのご成約特典が「もろもろコミコミ」でついてくる！

この機会をお見逃し無く！

カーコンカーリースご成約特典の詳細はこちら

即納車

カーコンカーリースでは、ご契約後、最短14日でお客様の元へ車両をお届けできる「即納車」もご用意しております！

「納車されるまで何ヶ月も待てない」「急ぎで車が欲しい」などお急ぎの方はぜひご検討ください。

即納できるおクルマについてはこちらからご確認いただけます。

カーコンカーリース中古車リース

「国産」中古車リース

国産中古車リースは、カーコンカーリース厳選の国産中古車が頭金不要・登録諸費用も諸々コミコミ。さらに安心の車両保証を付けてリースいたします。修復歴なし、納車前に細かく点検を行いますので、安心してお車にお乗りいただけます。

また、「残価設定０円」となっておりますため、ご契約満了でお車をそのまま差し上げます。そのためリース期間中のカスタマイズや汚れや臭い、さらには走行距離などを気にすることなくお好きなようにお楽しみいただけます。

ご来店不要で、最短３週間程度での納車となっておりますので、お急ぎの方も安心してご利用ください！

カーリースプランは、標準でご契約期間６年(72回)となっております。

カーコンカーリース中古車リース「国産中古車リース」の詳細についてはこちらから

「輸入」中古車リース

輸入中古車リースでは、カーコンカーリース厳選の輸入中古車に、安心の車両保証を付けてリースいたします。頭金不要、登録諸費用も諸々がコミコミで、乗り出し費用０円でお車にお乗りいただけます。

カーリースプランは、標準でご契約期間７年(84回)、お支払い方法も、お客様のご希望に応じて自由に設計していただけます。さらに、「残価設定０円」としておりますので、ご契約満了でお車をそのまま差し上げます！

カーコンカーリース中古車リース「輸入中古車リース」の詳細についてはこちらから

カーコンカーリースは一人でも多くの方にとって「利用しやすいカーリース」であるよう、お客様のライフプランに応じたさまざまなプランをご用意しています。

自分に合うカーリースをお探しの方、安心・安全で楽しいカーライフを送りたい方はぜひ、カーコンカーリースをご検討ください！