車中泊の人気が高まっている理由とは

車中泊が人気である理由のひとつに、自由度の高さが挙げられるでしょう。ホテルや旅館を利用するときのように、時間に縛られることがありません。好きなタイミングで食事をとり、思い立ったらすぐに出発することもできます。

テントを張ってのキャンプほど本格的な装備や知識が必要なく、手軽にアウトドアが楽しめるのも魅力。宿泊費やアウトドアギアにかかる費用が不要なので、経済的な負担が少ないのもうれしいポイントです。

また、同乗者以外との接触も避けられるのは、コロナ禍の影響下にある今のご時世では大きなメリットといえるでしょう。

こうしたことから、近年車中泊が人気を集めていると考えられます。

快適に車中泊できる車を選ぶ際のポイント

室内空間・荷室の広さ

まずチェックしたいのは、室内空間や荷室の広さです。

「車に泊まる」という行為そのものは座席に座った状態でも可能ですが、その状態では身体が休まらず疲労感が蓄積される上、体の動きも制限されるためエコノミー症候群を発症する危険も皆無ではありません。

身体を休め、快適に車中泊を楽しむには足を伸ばして横になれる、また寝返りできる程度の余裕のあるモデルを選ぶといいでしょう。

フルフラットになるか

座席アレンジによって、フルフラット状態にできるのかどうかも重要なポイントです。ミニバンやSUVはフルフラットになるモデルも多くありますが、セダンはリアシートの背もたれが倒せないものがほとんどです。

また、同じ車種であってもグレードによってシートの形状や仕様が異なるケースもあるため、車選びの際にはどのようなシートアレンジができるのかをよく確認しておきましょう。

アクセサリーの豊富さ

本格的に車中泊するには、プライバシーを守る窓用シェードやベッドマットなど、さまざまなグッズが必要です。

元々アウトドアで活躍することを想定しているモデルであれば純正アクセサリーも多く用意されていますし、利用者の多い人気モデルになれば社外品も豊富。

より快適な車中泊を楽しむための車を選ぶには、対応アクセサリーの充実度も重要チェックポイントといえるでしょう。

車中泊におすすめの人気車６選

スズキ「エブリイワゴン」

「エブリイワゴン」は運転席下にエンジンを搭載する商用車ベースの軽キャブワゴンのため、室内の広さで人気を集めている軽スーパーハイトワゴンよりも広い室内空間や荷室を持つのが特徴です。

軽自動車であっても、大柄な大人の男性が足を伸ばして横になってもなお余裕があるため、狭さを感じることはないでしょう。２段ベッドセットやベッドクッションなど、車中泊を想定したアクセサリーも豊富です。

ダイハツ「タフト」

「タフト」は、全車に「スカイフィールトップ」と呼ばれるガラスルーフを標準装備しています。開放的な室内空間でくつろげることに加え、夜間には星空を眺めながら眠りにつけるので車中泊におすすめできる一台です。

トヨタ「シエンタFUNBASE」

トヨタの人気モデル、「シエンタ」の２列シートモデルがFUNBASEです。フラットラゲージモードにすると荷室長は2,065mにもなるため、車中泊にも十分対応できるでしょう。

ハイブリッド車なら、オプション設定のアクセサリーコンセントを追加すれば電化製品の使用も可能です。

ホンダ「フリード+」

「フリード+」は、クラストップレベルの室内の広さを誇る「フリード」の２列シートモデル。

低床設計によって荷物が積み込みやすいことに加え、大容量の床下スペースが確保されているため、荷物を床下に収納して広く室内を使用できます。

トヨタ「ハイエース」

カスタマイズしてキャンピングカーとして仕立てている方も多い人気モデルが、トヨタのロングセラーモデル「ハイエース」です。10人乗りならではの広さはほかのモデルの追随を許しません。

装備はシンプルですが、その分社外品のアクセサリーなどが豊富にあるため、自分好みの使用にアレンジできるのもハイエースの魅力といえるでしょう。

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