車検は自分で通せる?ユーザー車検の費用・必要書類・流れを解説

更新日:2026年09月06日 作成日:2023年02月27日

ユーザー車検を利用すれば、自分で車検を通すことは可能です。
ユーザー車検とは、車の使用者本人が運輸支局や軽自動車検査協会の検査場へ車を持ち込み、継続検査の手続きを行う方法です。
予約や書類の準備、事前点検、検査場での手続きは自分で行います。そのため、一定の知識や準備が欠かせません。
この記事では、ユーザー車検にかかる費用や必要書類、予約から車検証を受け取るまでの流れを解説します。あわせて、不合格になる主な原因や、ユーザー車検が向いている人・向いていない人についても解説します。

 

【この記事のまとめ】

  • ユーザー車検:自分で車検を通すことが可能
  • 費用:車検基本料が不要なため抑えられる
  • カーリース:車検のわずらわしさを減らす選択肢

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ユーザー車検とは?メリット・デメリットを知ろう

ユーザー車検とは、車の使用者が自ら運輸支局や軽自動車検査協会の検査場へ車を持ち込み、継続検査を受ける方法です。

予約や書類の準備、事前点検・整備、検査場での受付、検査コースへの入場などを自分で行います。

以下で、ユーザー車検のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

ユーザー車検のメリット

ユーザー車検の主なメリットは、車検業者へ支払う車検基本料を抑えられることです。

検査手数料(印紙代)、自動車重量税、自賠責保険料は必要です。一方で、検査手続きを自分で行うため、業者へ依頼する場合に発生する車検基本料はかかりません。

また、自分で手続きを進めることで、車検に必要な書類や検査の仕組みを把握できる点もメリットです。

ユーザー車検のデメリット

ユーザー車検では、検査の予約、必要書類の準備、法定費用の支払い、検査場での手続きなどを自分で行わなければなりません。

事前の点検や整備も自分で行う場合は、車の状態を確認する知識や作業時間が必要です。

点検や整備が不十分なまま受検すると、保安基準に適合せず不合格になる可能性があります。

また、自分で対応できない作業や異常が見つかった場合は、整備工場へ依頼する必要があります。

さらに、不合格になった場合は、不適合箇所を整備したうえで再検査を受けなければなりません。

検査場は原則として平日の日中に利用するため、整備や再検査も含めて時間を確保しにくい人には負担が大きいといえるでしょう。

 

ユーザー車検にかかる費用

ユーザー車検では、主に以下の費用がかかります。

  • 検査手数料(印紙代)
  • 自賠責保険料
  • 自動車重量税
  • 点検・整備や予備検査にかかる費用

それぞれどのような費用でいくらかかるのか、詳しく解説します。

検査手数料(印紙代)

検査手数料とは、車検の手続き時に納付する手数料です。印紙や証紙を購入して納付するため、「印紙代」とも呼ばれます。

検査手数料は、車の区分や検査の種類によって異なります。

ユーザー車検(持込検査)における自家用乗用車の継続検査手数料(印紙代)は、以下のとおりです。

車の区分 検査手数料(印紙代)
普通自動車 2,600円
小型自動車 2,500円
軽自動車 2,500円

自賠責保険料

自賠責保険は、すべての自動車に加入が義務付けられている強制保険です。車検を受ける際は、新しい車検証の有効期間を満たす保険期間の自賠責保険へ加入している必要があります。

2026年10月31日までに保険期間が始まる契約では、沖縄県や離島などを除く24ヵ月分の保険料は以下のとおりです。

車の区分 25ヵ月 24ヵ月
自家用乗用車 18,160円 17,650円
検査対象軽自動車 18,040円 17,540円

なお、自賠責保険料は2026年11月1日より変更される予定です。

自動車重量税

自動車重量税は、車両重量によって税額が決まる税金です。自家用乗用車は車両重量0.5tごとに税額が設定され、重くなるほど高くなります。なお、初度登録から13年または18年を経過した車は税額が上がります。

2026年5月1日以降に継続検査を受ける自家用乗用車の2年分の税額は、以下のとおりです。

エコカー以外
車両重量 エコカー エコカー(本則税率) 経過年数12年まで 13年経過 18年経過
0.5t以下 0円 5,000円 8,200円 11,400円 12,600円
~1.0t 10,000円 16,400円 22,800円 25,200円
~1.5t 15,000円 24,600円 34,200円 37,800円
~2.0t 20,000円 32,800円 45,600円 50,400円
~2.5t 25,000円 41,000円 57,000円 63,000円
~3.0t 30,000円 49,200円 68,400円 75,600円
軽自動車 5,000円 6,600円 8,200円 8,800円

自動車重量税では、一定の燃費基準を満たしているエコカーは性能に応じて税金の軽減措置が受けられます。

点検・整備や予備検査にかかる費用

ユーザー車検では、法定費用のほかに車の点検や整備にかかる費用も見込んでおく必要があります。

タイヤ、電球、ワイパーゴムなどを交換する場合は、部品代が必要です。自分で対応できない整備を整備工場へ依頼すれば、部品代に加えて作業工賃もかかります。

また、本検査の前に予備検査場を利用する場合は、別途利用料が必要です。予備検査場の料金は施設や検査項目によって異なるため、利用予定の施設へ確認するようにしましょう。 

 

ユーザー車検の必要書類

ユーザー車検では、車検証や自賠責保険証明書などを事前に用意するほか、検査場で申請書や納付書を作成します。

必要書類に不備があると当日に手続きを進められないため、受検前にそろっているか確認しておきましょう。

事前に用意する書類

ユーザー車検を受ける前に、主に次の書類を用意します。

  • 自動車検査証(車検証)
  • 自動車損害賠償責任保険証明書
  • 点検整備記録簿

自動車検査証は原本を用意します。電子車検証が交付されている場合も、ICタグが付いた車検証本体を持参しましょう。

自賠責保険証明書は、現在の契約分と、車検後の有効期間を満たす新しい契約分を用意します。保険期間が不足すると車検証の有効期間を更新できないため、事前に契約期間を確認するようにしてください。

点検整備記録簿は、法定点検で確認した項目や整備内容を記録する書類です。車検前に法定点検を実施した場合は、その結果を記載した点検整備記録簿を持参します。

当日に入手・作成する書類

自家用の普通自動車のユーザー車検では、主に次の書類を検査場で入手または作成します。

  • 継続検査申請書
  • 自動車検査票
  • 手数料納付書・印紙・証紙
  • 自動車重量税納付書・印紙

継続検査申請書は、車検証の有効期間を更新するための申請書です。

普通自動車ではOCR申請書専用3号様式を使用します。継続検査申請書や自動車検査票、自動車重量税納付書は検査場の窓口で無料配布されています。

軽自動車では、軽自動車検査協会が指定する継続検査申請書、軽自動車検査票、自動車重量税納付書などを使用します。申請書の様式は普通自動車と異なるため、軽自動車検査協会の案内に従って準備しましょう。

状況によって必要になる書類

自動車税または軽自動車税の納税証明書は、納付状況を電子的に確認できる場合、原則として提示を省略できます。

ただし、納付直後で電子情報に反映されていない場合や、未納がある場合などは確認できないことがあります。必要に応じて納税証明書を用意しておくと安心でしょう。

また、車の使用者本人以外が手続きを行う場合は、委任状や申請依頼書などが必要になることがあります。

 

ユーザー車検のやり方・流れについて

ユーザー車検では、事前に車を点検・整備したうえで検査日時を予約し、当日に必要書類と車を検査場へ持ち込みます。普通自動車は運輸支局など、軽自動車は軽自動車検査協会の検査場で受検します。

ユーザー車検の基本的な流れは、次のとおりです。

  1. 車を点検し、必要な整備を行う
  2. 検査日時と場所を決め予約する
  3. 必要書類と法定費用を準備する
  4. 検査場で受付を行う
  5. 検査コースで受検する
  6. 合格後に車検証と検査標章を受け取る

それぞれ、詳しくみていきましょう。

車を点検し、必要な整備を行う

車検を受ける前に、法定点検の項目に沿って車の状態を確認し、保安基準に適合しない箇所があれば整備します。

点検や整備は自分で行うことも可能ですが、自分で判断・作業するのが難しい箇所は整備工場への依頼も視野に入れましょう。

また、車検前に民間の予備検査場で、ヘッドライトの光軸やブレーキ、排気ガスなどを確認してもらう方法もあります。

検査日時と場所を決め予約する

普通自動車のユーザー車検は、自動車技術総合機構の「自動車検査インターネット予約システム」から予約します。

初めて利用する場合は、メールアドレスを使って利用登録を行い、検査場、受検日、時間帯を選択します。予約は、2週間前から可能ですが、土曜日、日曜日、祝日、年末年始は予約できません。

軽自動車は、軽自動車検査協会の「検査予約システム」を利用します。

予約後に発行される予約番号は、当日の受付で確認できるよう控えておきましょう。

必要書類と法定費用を準備する

受検日までに、車検証、自賠責保険証明書、点検整備記録簿などをそろえます。検査手数料、自動車重量税、自賠責保険料も必要です。自賠責保険の更新は車検当日でも可能ですが、事前にインターネットなどで手続きすることもできます。

継続検査申請書、自動車検査票、手数料納付書、自動車重量税納付書などは、検査場で入手できるので、その場で記載しましょう。なお、継続検査申請書はあらかじめダウンロードしておくことも可能です

検査場で受付を行う

予約した日時に車を検査場へ持ち込み、窓口で継続検査の受付を行います。申請書類を記入し、検査手数料と自動車重量税を納付したうえで、必要書類を提出します。

受付時間や窓口の場所は検査場によって異なるため、予約先の案内を事前に確認し、時間に余裕を持って到着することが大切です。

検査コースで受検する

受付後は、車に乗って検査コースへ進みます。一般的な継続検査では、主に次の項目が確認されます。

  • 同一性の確認
  • 外観・灯火類の検査
  • サイドスリップ検査
  • ブレーキ性能検査
  • スピードメーター検査
  • ヘッドライト光軸・光量検査
  • 排気ガス濃度測定
  • 下回り点検

検査コースでは、表示や検査官の指示に従ってアクセル、ブレーキ、ライトなどを操作します。

なお、入場前には、ホイールカバーなど検査の妨げになる付属品を外しておく必要があります。検査中は案内表示に従い、アクセルやブレーキを慎重に操作しましょう。

問題があった場合には自動車検査票に不適合箇所の内容が記入されるので、調整してから再度受検します。検査当日は、初回を含めて合計3回まで同じ申請で検査コースへ入場できます。

当日中に合格できない場合は、限定自動車検査証の交付を受け、交付日を含む15日以内に不適合箇所の再検査を受けます。有効期間を過ぎると、改めてすべての検査項目を受けなければなりません。

合格後に車検証と検査標章を受け取る

すべての検査に合格したら、有効期間が更新された車検証と検査標章(車検ステッカー)が交付されます。

交付された車検証の記載内容を確認し、新しい検査標章をフロントガラスの所定の位置に貼り付けます。古い検査標章は剥がします。

 

ユーザー車検に向いている人・向いていない人

ユーザー車検は、費用が抑えられる一方、手間や時間がかかる、ある程度の知識が必要など、デメリットや注意点もあります。

ここでは、どのような人がユーザー車検に向いているのか、また向いていないのはどのようなケースかを紹介します。

ユーザー車検が向いている人

ユーザー車検が向いているのは、次のような人です。

  • 日頃から車の状態を確認し、基本的な点検やメンテナンスを行っている人
  • 必要書類や手続き方法を自分で確認できる人
  • 平日の日中に検査場へ車を持ち込める人
  • 車検費用をできるだけ抑えたい人
  • 不合格になった場合に、整備や再検査へ対応できる人

点検や整備は、自分で対応できない作業を整備工場へ依頼することも可能です。ただし、その分の費用が上乗せされる点は理解しておきましょう。

ユーザー車検が向いていない人

次のような人は、車検業者へ依頼するほうがスムーズな可能性があります。

  • 車の点検や整備に不安がある人
  • 必要書類の準備や検査場での手続きを煩わしく感じる人
  • 平日の日中に時間を確保できない人
  • 点検・整備から車検手続きまで一括して依頼したい人

車検時に一緒に点検や予備整備をしたい場合は、車検業者への依頼が適しているでしょう。

なお、車検に関するわずらわしさを減らしたい場合は、カーリースを利用するという選択肢もあります。

 

車検時期・費用が心配なら「カーコンカーリース」という選択肢

ユーザー車検は、自分で検査を実施する必要があります。不合格となった場合は、再検査のために時間と労力がかかります。

一方で、車検業者へ依頼する場合は、車検基本料と法定費用をまとめて用意する必要があります。

車両本体価格だけでなく、各種税金や車検基本料も月額料金に含まれる「カーコンカーリース」という選択肢があります。

カーコンカーリースなら車検で生じる出費を月額料金に含めて均一化できるため、車検時期を気にしながら費用を捻出する必要がありません。

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最後に、カーコンカーリースがご用意している全プランを紹介します。

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