カーリースは多くの場合改造不可

結論から述べると、カーリースで使う車は改造やドレスアップが認められないケースが多いです。

そもそも、カーリースとはカーリース会社が購入した車に、月々定額の料金を支払いながら乗り続けることができるサービスです。

車は「貸与」という扱いになり、基本的には契約満了時に原状回復のうえ返却する必要があります。

したがって、返却時に原状回復できないような改造は行えません。

もしも改造した状態で車を返却すると、違約金が発生する可能性があります。

カーリースで勝手に改造した場合の違約金

カーリースで原状回復ができない改造をした場合のペナルティとして、違約金を請求されます。

違約金の金額は、市場価値に基づき車の価値が損なわれた分が算定されるケースが一般的です。

具体的な金額は改造の度合いや車種などによって変わりますが、数万円～数十万円程度はかかるとみておきましょう。

特に、エンジンや大幅な外装パーツの改造は、違約金が高くなりやすいです。

カーリースで改造が認められるケース

カーリースでは基本的に改造ができないものの、以下のようなケースなら違約金などのペナルティを受けない可能性があります。

純正オプションのカスタマイズをする場合

純正オプションによるカスタマイズが禁止される場合はほとんどありません。

カーナビなどの利便性を高める機能や快適性を高める機能、今では運転支援技術や駐車支援技術のパッケージオプションなどもあります。

そういったオプションは車の価値を高め、リセールバリューが上がります。また、メーカーの純正オプションで違法改造になるものはないので、純正オプションでのカスタマイズは問題ありません。

なお、カーリースでは契約時に選択したメーカーオプション、ディーラーオプションの料金はリース料にまとめられるメリットもあります。

原状回復が可能なカスタマイズをする場合

先述したように、カーリースした車のカスタマイズができない理由は「原状回復が必要だから」です。

つまり、原状回復が可能なカスタマイズであれば認められることがあります。

なお、どんなカスタマイズでもカーリース会社への相談は必要です。

容認されるケース・容認されないケースはカーリース会社によって変わるため、どんなカスタマイズなら可能なのか確認しておきましょう。

原状回復が可能なケース

原状回復が可能なカスタマイズとしては、以下のようなものがあります。

・ホイール交換
・吸盤や両面テープで取り付け可能なアクセサリー
・シートカバーの装着

上記のように、車体に直接加工を施すようなカスタマイズでなければ原状回復も簡単なため、問題ない場合が多いです。

カーリース会社が必要であると判断した場合

契約者が何らかの身体的障害を抱えていて「リース車を安全に使用するため」には改造が必要であるとリース会社が判断をした場合などは、改造やカスタマイズが認められるケースがあります。

また、リース期間中に何らかの障害を負ってしまい、リース車を安全に使用するためには改造が必要であると判断された場合も同様です。

車を買い取る、もしくはもらえる場合

先に少し触れましたが、今では残価の支払いによって車を買い取れるカーリースや、契約満了時に車がもらえるカーリースも登場しています。

その場合リース契約満了後車の所有権が契約者に移るので、原状回復義務を気にする必要がなくなります。そのため車検に通る範囲内であれば、自由にカスタマイズや改造を楽しむことが可能です。

カーリースした車を改造する場合の注意点

カーリースした車を改造する場合、トラブルを避けるためにも以下2つのポイントに注意が必要です。

どんな改造でもまずはカーリース会社に相談

リース車への改造を検討しているなら、最初にカーリース会社へ相談しましょう。

車はカーリース会社からの借り物であり、一部のケースで改造を認めている場合でも、無断で行うと規約違反とみなされるおそれがあります。

また、改造の許容範囲を定めているのはカーリース会社です。

どの箇所に・どの程度まで改造を施してよいのか、カーリース会社へ問い合わせて明確にしておく必要があります。

違法改造にならないように保安基準を理解しておく

カーリース会社から改造を認められても、法令に反するような改造は必ず避けましょう。

国が定める保安基準では、車の安全性を確保するために改造後の車両サイズ・重量の差を細かく定めています。

他にも、ヘッドライトやタイヤ・ホイールのサイズ、フロントガラスの見え方などに関する規定もあります。

各規定を守らずに違法な改造を施すと罰則が科されるだけでなく、安全性にも支障が出るため、事前に保安基準の理解が必要です。

違法改造とみなされるケース

違法改造とみなされるカスタマイズとしては、以下のようなケースが挙げられます。

・車両の長さ±3cm、幅±2cm、高さ±4cmを超えるカスタマイズ
・ヘッドライトを白色以外のバルブに付け替える
・車体からタイヤやホイールがはみ出す
・フロントガラスに着色フィルムを貼り付ける

自分ではどのような改造が違法なのか判断することができない場合は、パーツの取り付けなどを請け負う業者に相談してみるのも手です。

車のドレスアップ・改造を楽しみたいならカーコンカーリース！その理由とは

カーリースは初期費用無しでお得に新車に乗れるサービスですが、ドレスアップや改造を楽しみたい方には利用しにくいと感じる部分もあることでしょう。

カーリースを利用すると同時にドレスアップや改造も楽しめる手段をお探しなら、カーコンカーリースがおすすめです。

原状回復不要の「もらえるプラン」がある

カーコンカーリースがおすすめな理由のひとつに、「もらえるプラン」があります。

カーコンカーリースでは契約満了後に好きな車種へ乗換可能な「のりかえプラン」、契約満了後に車を差し上げる「もらえるプラン」をご用意しております。

もらえるプランなら契約満了後はお客様に所有権を譲渡するため、原状回復不要で自由に改造をお楽しみいただけます。

充実のアクセサリーオプションで返却する場合も安心

カーコンカーリースには、オプションとして「カーアクセサリーセット」もございます。

カーナビ・ETC・バックアイカメラ・バイザーなどの便利なアクセサリーがひとまとめになっており、ご自身で購入・取り付けをする必要はありません。

カーコンカーリースからご用意しているオプションなので、車のご返却が必要なプランでも安心してご利用いただけます。