そもそもサブスクって何？

サブスクリプションとは

サブスクはサブスクリプション（Subscription）の略で、本来は「金銭の寄付」や「定期刊行物の予約購読」といった意味を持つ英単語です。しかし最近、その本来の意味とは違った使われ方をしており、「ある商品やサービスを定められた期間、一定額で利用できる仕組み」のことを指します。

例えば、「月額○○円で映画やドラマを見放題」というのはサブスクの代表的なサービスです。

サブスクが人気の背景

サブスクは購入ではないので、商品が自分のモノになるわけではなく、契約期間が終われば使用する権利を失います。その代わり、リーズナブルな料金でたくさんの商品やサービスを楽しめますし、定額なので家計の管理がしやすいです。

この「手軽さ」がサブスクの人気の理由となっています。

車のサブスク「カーリース」の仕組み

車のサブスクは、「毎月定額の料金で契約期間中借りた車に乗り放題」という仕組みのサービスです。「カーリース」とも言われています。

ローン購入とは違い、契約期間中の各種税金や自賠責保険料、車検基本料なども毎月の料金に含まれていますので、より手軽に車に乗ることができます。頭金が必要なく、登録時諸費用もリース料金に含まれているのが一般的です。

また、税金が発生する時期や車検時期にまとまったお金を準備する必要もありません。

車のサブスクとレンタカー、カーシェアの仕組みの違いとは？

車のサブスクとレンタカーとの違い

レンタカーは、数時間～数日間の貸し出しを想定したサービスで、その都度店舗に予約をして在庫の中から使用する車を選びます。

一方、車のサブスクは一般的に、年単位の長期契約です。希望する新車をカーリース会社が調達して貸し出すという仕組みなので、そのカーリース会社の扱う範囲内で自由に車を選べます。

また、借りた車をほかの人と共有することはなく、独占して使用できるので購入したマイカーに近い感覚で楽しめます。

車のサブスクとカーシェアとの違い

カーシェアは、レンタカーよりさらに短い30分などの時間でも利用できます。

スマホアプリなどで予約や利用開始手続きをしたうえで車が設置されている専用の駐車場に行き、予約した車を使用する仕組みです。

利用料金にはガソリン代も含まれていますので、レンタカーのようにガソリンを満タンにして返却する必要はありません。

カーシェアには、他の会員とバッティングするなどして空きの車がなければ利用できません。また、利用には予約が必要で、利用前には会員登録が必要です。

車のサブスクが向いている人

車のサブスクは、数年間など長期間にわたって購入したマイカーと同じ感覚で車を使用したい方に向いています。

また、手元に資金がなくても好きな車に乗りたい方や初期費用なしでカーライフを始めたい方、車検などの大きな出費をなくし、家計の負担を減らして車を持ちたい方に向いています。

車のサブスクの仕組みから見えるメリットとは？

新車に乗れて車種も自由

既述の通り、車のサブスクはピカピカの新車に乗れて、メーカーや車種も自由に選べるという魅力があります。もちろん、グレードやカラー、オプションなども選択可能です。

初期費用がかからない

車のサブスクは基本的に頭金不要であり、さらに登録時諸費用は月額料金に含まれています。

そのため、まとまったお金を用意しなくても手軽に新車に乗り出すことが可能です。

定額料金に維持費がコミコミ

毎月定額の料金に、車の維持に必要な維持費（各種税金・自賠責保険料・車検基本料金）がコミコミとなっているので車関連の大きな出費がなく、家計の管理が簡単です。

乗り換えが簡単

車のサブスクは、契約が満了するごとに車を返却して新しく別の車を契約するだけで手軽に乗り換えができる仕組みになっています。

車の購入手続きや、手放す際の査定や廃車手続きはカーリース会社が代行するので、手間がかかりません。

車のサブスクの仕組みのデメリット

返却時に請求が発生するかもしれない

一般的な車のサブスクでは、残価設定の仕組みが採用されています。

返却車両の状態によっては最後に精算金（契約満了時の査定価格と契約時に設定した残価の差額）を請求されるリスクがあります。

例えば、250万円の車を５年リースするとして、５年後の残価を100万円に設定した場合、250万円から100万円を差し引いた150万円が対象の車両価格になり、リース料金を安く抑えられます。

ただし、契約満了時の車両の査定価格が100万円を下回った場合、その差額を負担しなければならない仕組みになっているため、結果として高くつく可能性があります。

具体的には、事故や故障、著しい損耗や損傷、汚れ、走行距離超過などにより、査定価格が落ち、精算金が発生する場合があります。

メーカーの不祥事などで車の市場価値が大きく下落したことが原因で査定価格が下がるという不運なケースもあるかもしれません。

このように、車のサブスクの残価設定の仕組みには一定のリスクがあります。ただし、残価を設定していないカーリースもあります。

原則として中途解約ができない

車のサブスクは一度スタートすると、契約期間が満了するまで基本的に解約ができません。

やむを得ない事情がある場合には解約が認められるケースもありますが、その場合には違約金を支払う必要があります。

違約金の算出方法はカーリース会社によって異なりますが、一般的には以下の金額が含まれます。

・残存期間分のリース料金の合計金額
・契約時に設定した残価
・車に損傷がある場合の修理費用
・事務手数料

これらの金額から、未経過費用（解約時までに発生しなかった税金や車検費用、メンテナンス費用）や解約時点での車の査定価格（全損事故でそもそも契約の続行が不可能な場合を除く）が差し引かれますが、それでも違約金はかなり高額になるケースがあります。しかも、原則として一括返済しなければなりません。

車のサブスクやカーリース選びのポイント

車のサブスクは初期費用なしで好きな車に乗れる、毎月定額の支払いで家計の負担になりにくいなど多くのメリットがある車の乗り方ではありますが、デメリットもあるのは先述のとおりです。

ただし、カーリース会社やプランによって、細かいサービス内容は異なります。そのため、よくサービス内容を確認して自分に合ったサブスクを選ぶことが重要です。

ここでは、車のサブスクやカーリース選びのポイントについて見ていきましょう。

自分に合ったプランがあるか

ボーナス払いや頭金をフル活用してできるだけ月額料金を抑えて利用したい、車種は輸入車を含めて検討したいなど、何を重視するのかは人によって異なります。

そのため、自分が何を求めているかの優先順位をはっきりとさせた上で、求める条件を満たすプランがあるカーリースを選ぶようにしましょう。

契約年数の幅

カーリースでは原則として中途解約ができないので、契約年数に幅があり選択肢が多い方が中途解約のリスクを下げやすくなります。

また、契約から一定の期間が経過していれば返却や乗り換えが可能なカーリースもあるので、中途解約が心配であればそういったカーリースを選ぶのもひとつの手段でしょう。

なお、一般的に契約期間が長期になるほど月額料金は安くなるので、月額料金の安さを追求するのであればより長い契約が可能なカーリースを選択する、という方法もあります。

月額料金に何が含まれているか

ほとんどのカーリースには、税金や自賠責保険といった法定費用が月額料金に含まれています。

その他の車検基本料や車検整備費用、メンテナンス費用、ロードサービスなどの扱いはカーリース会社によって異なります。月額料金に含まれる項目は、必ず確認するようにしましょう。

オプションプランは豊富か

基本プランに法定費用しか含まれていない場合でも、多くのカーリース会社がオプションプランを用意しています。

オプションの追加によって車検費用やメンテナンス費用、ETCなどのカーアクセサリーの費用といったほとんどの車の維持費をカーリース料金にまとめられるので、オプションの充実度もカーリース選びのひとつのポイントになるといえるでしょう。

無理のない料金プランか

同じ車、同じ契約期間であっても、月額料金はカーリース会社によって異なります。

また、一般的に新車リースは長期間の契約になるので、ライフステージの変化がある可能性なども視野に入れ、無理なく継続して支払える料金かどうかもよく検討することをおすすめします。

車種の選択肢

リース車の選択肢は、カーリース会社によって大きく異なります。販売台数上位に頻繁にランクインする人気車種はほとんどのカーリース会社で取り扱っていますが、それほど流通していないモデルは扱いがないケースもあります。

できるだけ幅広い車種から選択したいのであれば、国産全メーカー全車種の取り扱いがあるカーリースがいいでしょう。中には中古車や輸入車が選択できるカーリースもあります。

車のサブスクなら人気モデルにどのくらいの値段で乗れる？

車のサブスクであれば、月々どの程度の支払いで人気の車に乗れるのか、カーコンカーリースの月額料金を例に確認してみましょう。なお、以下の月額料金はすべて税込みです。

スズキ ハスラー

軽自動車のクロスオーバーSUVとして不動の人気を誇るスズキ「ハスラー」。

ハイトワゴンならではの利便性や室内の広さはそのままに、SUVに期待したい走破性を融合させた１台です。

・「HYBRID G」２WDの月額料金

ホンダ N-BOX

軽スーパーハイトワゴンの代名詞とも言える人気モデルが、このホンダ「N-BOX」です。

広々としたゆとりのある室内空間、ホンダならではのふらつきが気にならない走りの良さに定評があります。

・ベースグレード２WDの月額料金

スズキ ソリオ

軽スーパーハイトワゴン感覚で使用できる、5人乗りのモデルが欲しい方におすすめなのがスズキのコンパクトハイトワゴン「ソリオ」です。

小回りが利いて運転しやすいので、軽自動車から普通車へ乗り換えたい方にも適しています。

・「G」２WDの月額料金

トヨタ シエンタ

５ナンバーサイズの取り回ししやすいサイズ感でありながら、スライドドアを備え使い勝手に優れたトヨタ「シエンタ」。高い燃費性能も魅力です。

・「X」5人乗り ２WDの月額料金

カーコンカーリースならオプションや事故への備えもGOOD！

カーコンカーリースは、「カーアクセサリーセット」や「メンテナンスパック」など、オプションも豊富にご用意。

さらに「リースカー専用自動車保険」もございますので、万一の事故の際も安心です。

カーアクセサリーセット（月々税込2,860円～）

・カーナビ
・バックアイカメラ
・ETC
・フロアマット
・ドアバイザー

※カーアクセサリーセットは一部ご利用いただけない車種があります。

メンテナンスパック（月々税込 3,630 円～）

※メンテナンスパックは軽自動車(軽商用車を除く)のみ、適用可能です。
※もらえるプラン11、もらえるプラン９、もらえるプラン７ではメンテナンス回数が異なります。
※メンテナンスパックライト（月々税込1,320円～）もございます。

カーコンカーリースのオプションについて詳しく見る

リースカー専用自動車保険

車のサブスクの場合、万一の全損事故で車が乗れない状態になってしまうと契約が自動的に解約になる仕組みになっており、高額な違約金が発生してしまいます。そして、一般的な任意保険では、車両保険を付けていたとしても自己負担分が生じる可能性があります。

そこで、カーコンカーリースでは「全損事故時の中途解約金が全額補償される」という仕組みの「リースカー専用自動車保険」をご用意しております。これをご利用いただくことで、より安心して車のサブスクをお楽しみいただけます。また、超過補償部分が発生しない仕組みにしていますので、無駄な保険料の支払いも避けられます。

リースカー専用自動車保険について詳しく見る