【車種別一覧あり】車検の頻度はどれくらい?費用相場も解説
更新日:2024年11月10日 作成日:2022年08月26日
車の所有者は、定期的に車検を受けることが義務付けられています。
車種によって車検を受けるべき頻度は異なりますが、具体的な頻度を知らない方も多いかもしれません。
今回は、車種ごとの車検の頻度を一覧表で解説します。また、車検の頻度を間違えないための確認方法や、車検費用についても併せて解説いたしますので、ぜひ参考にしてください。
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車検とは
車検とは、車が国の定めた保安基準に適合しているかどうかを検査して登録する制度を指し、正式には「自動車検査登録制度」といいます。
日本においては公道を走行する車は定期的な車検が義務付けられており、車検を受けていない車で公道走行はできません。
なお、車検においては1項目でも保安基準を満たしていない場合は車検不合格になり、合格するまで再検査を受けることになります。
【車種別】車検を受ける頻度一覧
車検の頻度は、車の用途や区分によって異なります。ここでは、自家用の車について、車検の有効期限を一覧にまとめました。
車種 | 車検の有効期限 | |||
初回 | 2回目以降 | |||
自家用 | 乗用 | 普通・小型 | 3年 | 2年 |
軽 | 3年 | 2年 | ||
特種 | 普通・小型 | 2年 | 2年 | |
貨物:総重量8t未満 | 2年 | 1年 | ||
貨物:総重量8t以上 | 1年 | 1年 | ||
軽 | 2年 | 2年 | ||
大型特殊 | 総重量8t未満 | 2年 | 2年 | |
総重量8t以上 | 2年 | 2年 | ||
貨物:総重量8t未満 | 2年 | 1年 | ||
貨物:総重量8t以上 | 1年 | 1年 | ||
貨物 | 総重量8t未満 | 2年 | 1年 | |
総重量8t以上 | 1年 | 1年 | ||
軽 | 2年 | 2年 | ||
定員11名以上(マイクロバス) | 1年 | 1年 | ||
幼児専用車 | 1年 | 1年 | ||
検査対象外軽自動車 | なし | なし |
自家用乗用車については、3ナンバーの普通者、5ナンバーの小型車、または軽自動車のいずれでも初回登録から3年、それ以降は2年ごとの頻度となっています。
乗用モデルでも軽トラや軽バンなど4ナンバーの軽貨物では初回登録から2年と、初回車検までの間隔が乗用車と異なることがわかります。
なぜ一部の車は車検の頻度が1年ごとなのか
自家用車の中でも、重量が8tを超える貨物自動車やマイクロバスなどは1年ごとの車検が必要です。
部品への負荷が大きくなる8t超えの大型貨物自動車や人を乗せるマイクロバスは、より確実に安全性を保つ必要があるため、通常の自動車よりも高い頻度での車検が求められます。
また、普通自動車でもタクシーやレンタカーなども総走行距離が長くなることから、車検頻度が1年とされています。
車検が切れたらどうなる?
車検切れの車は、公道走行できません。車検切れの状態で公道を走行し検挙されると、6ヵ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金、違反点数は6点で30日間の免許停止処分が下されます。
また、車検切れの場合は自賠責保険も切れていることがほとんどです。
車検切れ+無保険走行となると、1年6ヵ月以下の懲役もしくは80万円以下の罰金、違反点数は6点で車検切れのみの場合と変わりありませんが、免許停止期間は90日間に及びます。
車検を受ける頻度を間違えないために!車検期間を確かめる方法
車検の有効期間は、「車検証」もしくは、「車検シール」で確かめることができます。
車検証で確認する方法・見方
車検の有効期間は、車検証に記載されています。車検証の右上にある「有効期間の満了する日」を見てください。ここに書かれている日付が車検の有効期限であり、この日時までに車検に合格しておかなければなりません。
なお、登録車では2023年1月から、軽自動車においては2024年1月から車検証の発行を伴う手続きを行うと電子車検証が発行されるようになりました。電子車検証には有効期間の記載がなく、「車検証閲覧アプリ」から確認する必要があります。
シールで確認する方法・見方
また、車のフロントガラスに貼られている車検シールでも車検の有効期間を確認することができます。車検シールは車外側、車内側のどちらも文字が記載されていますが、車検の有効期間を確認する場合は、車内から確認してください。
その理由は、車外から見える側には車検の有効期限が満了する年月が記載されているのに対し、内側には有効期限が満了する年月日が記載されているからです。
中古車や新車登録から10年・13年を経過した車の車検の頻度は?
中古車の場合
中古車である、ということを理由に車検の頻度が通常と異なることはありません。ただし、中古車の場合はその車に車検が付いているかどうかで、次の車検までの期間が変わってきます。
「車検付き」の場合、その車には車検の有効期間がまだ残っている状態です。
残期間は車によって異なりますが、車検の有効期限が1年残っている中古車の場合は1年後の車検の有効期間満了日までに次の車検を受けなければなりません。
なお、「車検2年付き」の場合、その時点では車検が切れていますが、購入を決定すると車検に通してから引き渡してくれます。
「車検無し」の場合は、そのままでは公道走行できないので別途料金を支払って車検に通します。「車検付き」「車検無し」どちらの場合も、以降の車検の頻度は2年毎で変わりありません。
新車登録から10年・13年を経過した車の場合
かつて、新車登録から10年が・13年経過した車は車検の頻度が変わり、毎年車検を受ける必要がありました。
しかし1995年の道路交通法の改正によってその制度は廃止され、現在は何年乗っていても2回目以降の車検の頻度が変わることはありません。
車検は期限の何日前から受けられるのか
車検は有効期限が切れる前に受ける必要がありますが、思い出したタイミングで忘れないうちに受けたい!と思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、有効期間満了日より早く受けた場合は、受けた日から2年間の期限が始まるため、前回受けた車検の有効期間を短くしてしまいます。そのため、適切なタイミングで受けることが大切です。
車検は有効期間満了日の1ヵ月前以降に受ければ、車検の有効期間満了日が変わりません。そのため、車検の有効期限満了日の1ヵ月前~有効期間満了日までの間に受けるのが一般的です。
工場の種別によっては45日前の車検でも満了日が変わらない
車検の実施が可能な工場は「認証工場」と「指定工場」の2通りに分けられますが、指定工場なら満了日の45日前に車検を受けても次回の満了日が前倒しになりません。
点検・整備・検査と車検に必要な作業が全般的に行える指定工場は、車が基準を満たしていると証明するための「保安基準適合標章」の発行も可能です。
保安基準適合標章の発行期限は車検から15日後であるため、発行期限最終日が車検満了日に重なるようにすれば、実質的に45日前から車検を受けられます。
有効期間満了日でも車検は受けられるが要注意
車検の有効期間満了日の当日でも、車検を受けることは可能です。
業者によっては、予約しなくても車検に対応してくれる場合があります。
とはいえ店舗が混雑していると、他の予約客の対応が優先となり作業が後回しにされます。
その結果、当日中に車検を完了できない可能性があるため注意が必要です。
必要書類の準備時間も踏まえると満了日までに車検を受けることが理想的ですが、うっかり当日まで忘れてしまっていた場合は速やかに業者を探しましょう。
また、日を跨ぐ可能性を考えて、代車の有無も確認しておくと安心です。
車検の頻度を間違えた!車検が切れたときの対処法
万が一車検を受けないまま満了日を過ぎた場合、車で公道を走ることができなくなります。
再び車検を受けるためには、以下2通りの方法で車を移動させる必要があります。
業者に移動を依頼する
車検が切れた状態の車は、一切の公道走行が認められません。
車検場や車検代行業者に行くための走行も不可なので、ロードサービスなど業者を依頼し、車検代行業者まで車を運んでもらうことになります。
仮ナンバーを取得する
仮ナンバーを取得したうえで、車検場まで車を走らせるという方法もあります。
仮ナンバーは車検切れなどで公道走行が認められない車に一時的な走行許可を与える許可証で、正式名称は「自動車臨時運行許可番号標」といいます。
仮ナンバーは車検証や自賠責保険証、身分証明書、自動車臨時運行許可申請書(手続き窓口で入手可能)を用意し、市役所や区役所など自治体の窓口で申請します。
仮ナンバーは目的、出発地、経由地、目的地を申請して取得するため、申請した目的以外での走行、または申請した経路を外れての運行もできません。その点には注意しましょう。
頻度とあわせて知っておきたい車検にかかる費用
車検の際はまとまった出費が発生するため、前もってどのような費用が・どれくらいかかるのかを把握しておきましょう。
以下より、車検にかかる費用項目や各費用の相場について解説いたします。
車検にかかる費用項目
車検にかかる費用は、大きく「法定費用」と「車検基本料」「車検整備費用」の3種類に分けることができます。
法定費用
法定費用とは、税金や自賠責保険料などのように支払いが必須とされている費用のことです。金額は法律で決まっているため、車検の方法にかかわらず変動することはありません。
法定費用の具体的な項目は、以下の通りです。
・自賠責保険料
・自動車重量税
・印紙代、証紙代
車検基本料
車検基本料とは、ディーラー・車検専門店・ガソリンスタンド・カー用品店などの業者に車検を依頼した際にかかる費用のことです。
金額は依頼する業者によって異なり、内訳にも差があります。
車検費用をなるべく安く抑えたい方は価格設定が安い業者を探す、相見積もりを取って比較検討するなどの工夫が必要です。
参考として、各業者における車検基本料の相場をご紹介いたします。
業者 | 車検基本料 |
ディーラー | 40,000円~100,000円程度 |
車検専門店 | 20,000円~30,000円程度 |
ガソリンスタンド | 15,000円~35,000円程度 |
カー用品店 | 10,000~30,000円程度 |
車検整備費用
また、車を車検に通る状態にするための整備費用も必要です。
どの程度の費用がかかるのかは車の状態によって異なりますが、新車登録から年数が経過している車ほど摩耗しているので、整備費用が高くなる傾向があります。
車検で行われる整備の主な種類と費用相場は、以下の通りです。
整備内容 | 費用相場 |
エンジンオイル交換 | 2,500円~6,000円以上 |
オイルエレメント交換 | 2,000円~8,000円以上 |
タイヤ交換(4本) | 10,000円~40,000円以上 |
ブレーキパッド交換 | 5,000円~9,000円以上 |
車検費用が高くなるケース
車検費用の見積もりを取った際、想像以上に見積もり金額が高くなり驚いた経験がある方もいることでしょう。
車検費用が高くなっている場合、以下のようなケースに該当している可能性があります。
新車登録から13年以上経過している
新車登録から13年以上経過している車は、自動車重量税の増税対象となります。
そのため、増税分だけ法定費用が高くなることは避けられません。
加えて年式の古い車は要整備箇所も多くなるため、整備工賃もかさみ車検費用の総額が高くなってしまいます。
車検をディーラーに依頼する
車検業者の中でも、ディーラーは車検基本料や整備工賃が高く設定されている傾向にあります。
自社メーカーの車を熟知したスタッフが対応してくれるディーラーはサービスの質が安定している反面、実作業は外部の業者に委託している場合も多く、中間マージンの分だけ料金に上乗せされているからです。
サービス品質や安心感はディーラーの魅力ですが、それよりも費用を抑えることを重視したい場合はディーラー以外の利用をおすすめします。
整備項目が多い
車検業者によっては、今すぐ必要な整備だけでなく、より安全性が保たれた状態を長持ちさせるために必要な「予防整備」も整備項目に含めている場合があります。
予防整備を行えばその分安全性も確かなものになりますが、整備工賃も相応に高くなります。
車検費用の総額を抑えるなら、最低限の整備項目で車検を受けられるかどうか業者に相談しましょう。
車検の頻度や費用を気にせず車に乗るならカーコンカーリースがおすすめ!その理由とは
車を持つとなれば、車を維持するために自分で車検の頻度や費用を気にして管理を続ける必要があります。
愛車の維持管理が煩わしいと感じる場合は、「カーコンカーリース」で車をリースすることをおすすめします。
車検時期が近づいたら通知でお知らせ
通常、車検の時期が近づいても公的機関からお知らせが来るわけではないため、あらかじめ定められた車検頻度を把握のうえ自分でスケジュールを管理する必要があります。
カーコンカーリースでは、ご契約者様の車検時期が近付いた際に通知いたしますので、うっかり満了日を忘れて車検切れになってしまう心配がありません。
税金から車検基本料まで料金にコミコミ
カーコンカーリースは、月々定額で国産全メーカー・全車種の中からお好きな車に乗ることが可能です。
料金は8,000円台~で、自動車税や自動車重量税など各種税金の他、自賠責保険料や車検基本料も料金に含まれています。
車検のたびにまとまった出費が発生せず、車の維持管理に必要な出費の大半を均一化できるため、家計管理がラクになります。
車検関係以外にもメリット多数!
車検にかかわるポイント以外にも、カーコンカーリースは以下のようなメリットがあります。
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(もらえるプラン・のりかえプランのどちらかから選択)
お得に・安心して憧れの新車に乗るなら、カーコンカーリースがおすすめです。
カーコンカーリースの全プランと素敵な特典をご紹介!
最後に、カーコンカーリースがご用意している全プランを紹介します。
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