車検の検査項目を一覧で紹介!基準を知って車検をスムーズに通過しよう
作成日:2023年02月27日
車検で車の検査が行われることは知っていても、具体的にどんな項目が検査されるのかは知らない方も多いのではないでしょうか。今回は車検だけでなく、混同されることも多い「法定点検」の56項目についてもご紹介いたします。事前に車検や法定点検の項目を知っておけばスムーズに車検に通りやすくなるため、ぜひ参考にしてみてください。
車検の検査項目は事前に知っておいて損はない!
車検での検査項目を知っておくことには、どんなメリットがあるのでしょうか?
業者から提示される見積もり内容を理解しやすくなる
業者によっては、不要不急の整備や部品交換を見積もりに含んでいることがあります。
しかし事前に車検の検査項目を理解していれば、整備内容から外して料金を値下げしてもらうなどの交渉も可能です。
日常的なメンテナンスの参考になる
愛車のメンテナンスと言ってもどんなことを点検したらいいのか分からず、ほとんどメンテナンスをしてなかったりすべて業者任せにしたりしている方は多いです。
車検の検査項目について知ることで、どんなメンテナンスを実施したらいいのかがわかるようになります。
車検の検査項目に理解を深めれば、自分で検査を行う「ユーザー車検」も可能となり車検費用を安く抑えることが可能です。
車検の検査項目一覧
車検で主に検査される項目を具体的に見てみましょう。
外観検査(主に目視による検査)
電気系統
ヘッドライトやスモールライト、バックライト、ブレーキランプ、フォグランプ、ハザードランプ、方向指示器などを点灯、点滅させて確認します。
また、運転席から見えるランプ類、警告灯が点灯するかも検査項目に入ります。
さらに、クラクションが鳴るかもチェックされます。
ワイパー
ワイパーの状態と作動確認、ウォッシャー液の噴射などが検査されます。
ウィンドウガラス
破損やひび割れがないかを確認します。
タイヤ
タイヤの溝が1.6mm未満まで減ってしまっている場合(スリップサインが出ている場合)は車検に通りません。
また、タイヤのゴムやホイールに破損やひび割れがないかも検査対象です。さらに、タイヤのナットやボルトを軽くたたいて締め付け具合をチェックします。
発煙筒
発煙筒が積まれているか、発煙筒の有効期限が切れていないかの確認もあります。
下廻り(車を検査台に乗せて車体の下側から行う検査)
ブーツ類
ドライブシャフトブーツ、ステアリングラックブーツ、タイロッドエンドブーツなどのブーツ類に亀裂や破損がないかを検査します。
走行距離が5万~8万kmの車でブーツ類の破損が多く見られます。
ちなみにブーツ類は、可動部分のグリスが外に飛び散らないようにする、外部から異物や砂が混入しないようにするといった重要な役割を持つゴム製の部品です。
マフラー
マフラーに酷い錆ができていないか、穴が開いていないかがチェックされます。
オイル漏れ
オイルが漏れている箇所がないかも検査項目の一つです。
連結部分
部品の連結部分に緩みや損傷がないかを確認します。
性能や状態(主に測定器を使って行う検査)
サイドスリップ検査
ハンドルをまっすぐに保った状態で直進した場合に横滑りする量を機械で測定します。
車検での重要な検査項目の一つです。
ブレーキ検査
前輪と後輪のブレーキが確実に利くかどうかを検査します。
テスターの上で電光表示の指示に従ってブレーキを踏むことで測定されます。
また、パーキングブレーキの効き具合についてもチェックされます。
スピード検査
スピードメーターが正確に作動しているかどうかの検査です。
車をローラーの付いた台の上に乗せて指定された速度まで車のアクセルを踏み、既定の速度に達した時にパッシングをして検査官に知らせるという検査方法です。
サイズ違いのタイヤを取り付けた場合には、実際の速度とスピードメーターの表示に誤差が出て車検で不合格となる可能性がありますので注意しましょう。
ヘッドライト検査
機械でヘッドライトの光量と光軸の測定をします。
この項目で車検に落ちる人は少なくありません。
ライトカバーが曇っていたりライト自体が劣化したりしている場合には光量不足となってしまいますし、光軸の角度がズレて不合格になってしまうケースもあります。
排ガス検査
排ガスの検査は、公害防止の観点から重要視されている項目です。
排ガス中の一酸化炭素と炭化水素の濃度が基準値を超えると車検に通りません。
かなり年数が経過した車では排ガス検査で落ちることもあり、車検に合格するために修理や部品交換などが必要となります。
※ここで取り上げた内容は車検の検査項目すべてを網羅するものではありません。実際の検査項目は他にもあります。
バッテリー検査
車検におけるバッテリー検査では、主に以下2つの条件を満たしているかがチェックされます。
・振動や衝撃による移動損傷はないか
・蓄電池本体が木箱などの絶縁物で覆われているか
つまり、バッテリーが動かず絶縁状態にあることが確認されれば不合格となることはありません。
車検とは違う「法定点検」の56項目
車検と混同されがちな点検として、最大56の項目を検査する「法定点検」があります。
どちらも車の安全な状態を維持するための点検ということは共通していますが、法定点検はあくまで車の故障防止を目的に国から義務付けられているものです。
法定点検には「12ヵ月点検」と「24ヵ月点検」がありますが、24ヵ月点検は車検と同時に行われるケースが一般的です。
一方で12ヵ月点検は、自主的に実施する必要があります。
法定12ヵ月点検の点検項目一覧
12ヵ月点検では、以下の26項目を検査します。
かじ取り装置 | ・パワーステアリングのベルトの緩み、損傷 |
制動装置 | ・ブレーキの効き具合
・ブレーキペダルの遊びと踏み込み時の床との隙間 ・サイドブレーキの効き具合 ・サイドブレーキの効きしろ ・ホースおよびパイプの漏れ、損傷や取付け状態 ・マスタシリンダ、ホイールシリンダ、ディスクキャリパの液漏れ ・ブレーキドラムとライニングの隙間 ・ブレーキディスクとブレーキパッドの隙間 |
走行装置 | ・タイヤの状態
・ホイールナットとホイールボルトの緩み |
動力伝達装置 | ・クラッチペダルの遊びと切れたときの床との隙間
・トランスミッションの油漏れおよび油量 ・シャフト連結部の緩み |
電気装置 | ・点火プラグの状態
・点火時期 ・ディストリビュータのキャップの状態 |
原動機 | ・バッテリーターミナル部の接続状態
・排気の状態 |
エキゾーストパイプおよびマフラー | ・取付けの緩みおよび損傷 |
法定24ヵ月点検の点検項目一覧
24ヵ月点検の点検項目では、12ヵ月点検の項目に30項目を加えた56項目を検査します。
かじ取り装置 | ・ハンドルの操作具合
・ギアボックスの取付けの緩み ・ロッドおよびアームの緩みやガタ、損傷 ・ボールジョイントのダストブーツの亀裂、損傷 ・ホイールアライメント ・パワーステアリングの油漏れおよび油量 ・パワーステアリングの取付けの緩み |
制動装置 | ・マスタシリンダ、ホイールシリンダ、ディスクキャリパの機能や摩耗、消耗
・ブレーキドラムの摩耗と損傷 ・ブレーキディスクの摩耗と損傷 |
走行装置 | ・フロントホイールベアリングのがたつき
・リヤホイールベアリングのがたつき |
緩衝装置 | ・取付け部および連結部の緩みやガタ、損傷
・ショックアブソーバーの油漏れおよび損傷 |
動力伝達装置 | ・シャフトの自在継手部のダストブーツの亀裂および損傷
・デファレンシャルの油漏れおよび油量 |
電気装置 | ・ディファレンシャルの油漏れおよび油量
・電気配線の接続部の緩みおよび損傷 |
原動機 | ・潤滑装置の油漏れ
・燃料装置の燃料漏れ ・冷却装置のファンベルトの緩みおよび損傷 ・冷却装置の水漏れ |
ばい煙・悪臭ガス・有毒ガス等の発散防止装置 | ・メタ―リングバルブの状態
・ブローバイガス還元装置の配管の損傷 ・燃料蒸発ガス排出抑止装置の配管等の損傷 ・チャコールキャニスタの詰まりおよび損傷 ・チェックバルブの機能 ・触媒反応方式排出ガス減少装置の取付けの緩みおよび損傷 ・二次空気供給装置の機能 ・減速時排気ガス減少装置の機能 ・配管の損傷および取付け状態 |
エキゾーストパイプおよびマフラー | ・マフラーの機能 |
車枠および車体 | ・緩みおよび損傷 |
車検基準を満たせなかった場合はどうする?
業者に車検を依頼した場合は事前にプロが点検・整備を行うため、不合格となる可能性は低いです。
しかしユーザー車検の場合、検査の流れに慣れていない方だと車検基準を満たせず不合格となることが多いです。
不合格となっても初回を含めて3回目までは無料で検査が可能なので、窓口で再度申請を行い再検査を実施しましょう。
なお、当日中の再検査が難しい場合は運輸支局で「限定自動車検査証」を発行してもらうと後日の再検査が認められます。
ただし有効期間は15日以内なので、早めに再検査の準備を行いましょう。
車検前に済ませておきたいセルフチェック項目
車検をスムーズに通すためにも、事前にセルフチェックを行うことをおすすめします。
プロではない方でも、以下の箇所は目視で簡単にチェックすることができます。
エンジンルーム
エンジンルーム内の液漏れ・エンジンオイルの量を確認します。
レベルゲージを見てオイルが規定量入っているか、オイルの色は汚れていないかをチェックしましょう。
併せてブレーキフルードやウォッシャー液の量・汚れも確認しておきましょう。
タイヤ
タイヤの状態と空気圧を確認します。
タイヤの表面を見てスリップサインが出ていたり、大きなひび割れが出ていると交換のサインです。
空気圧は、ガソリンスタンドにて無料で測定してもらうことができます。
運転席
運転席に座り、ホーンが鳴るか・ワイパーが正常に動くか・警告灯がついていないかなどを確認します。
警告灯がついている場合は何らかの不具合が生じているため、すぐにプロへ修理を依頼しましょう。
車検項目を満たせるか心配な方は「カーコンカーリース」でメンテナンスを楽に!
車検は細かな箇所の状態まで検査されるため、スムーズに合格するには日常的なメンテナンスが欠かせません。
しかしただでさえ車検ではまとまった出費が生じるため、日常的なメンテナンスはコスト削減のために省いている方もいることでしょう。
車を維持するための家計管理でお悩みの方は、「カーコンカーリース」のご利用をご検討ください。
カーコンカーリースでは毎月定額の料金に車両本体価格・各種税金・車検基本料など車検に必要な費用も含まれています。
そのため、車検の度にまとまった費用を捻出する必要はありません。
また、オプションとして12ヵ月点検や消耗品交換の費用も料金に含まれる「メンテナンスパック」もご用意しております。
車の維持にかかる出費をできる限り均一化したい方は、メンテナンスパックのご利用もおすすめです。
安心で快適なカーライフをお楽しみいただくため、万全のサポート体制を整えたカーコンカーリースをぜひご利用ください!
カーコンカーリースの全プランと素敵な特典をご紹介!
最後に、カーコンカーリースがご用意している全プランを紹介します。
もらえるプラン11・もらえるプラン9・もらえるプラン7(※特選車を除く)
11年リースの「もらえるプラン11」、9年リースの「もらえるプラン9」、7年リースの「もらえるプラン7」、いずれのプランも契約満了で「クルマがもらえる」、さらにリース期間中でも一定期間経過後に返却や乗り換えがOKとなっています。
契約期間やお支払い方法(ボーナス併用払い・均等払い)も、ライフスタイルに合わせて自由設計いただけます。
リース期間中にライフスタイルに変化があったお客様はもちろん、将来的に乗り換えが必要になるかもしれないお客様であっても、安心してご利用いただけます。
- ※「もらえるプラン11」では9年経過後から、「もらえるプラン9」では7年経過後から、「もらえるプラン7」では5年経過後から、それぞれリース期間中であっても、原則解約金なしで返却や乗り換えが可能になります。
- ※返却の場合には、走行距離制限を超えていたり、おクルマの損耗状況により、精算金が発生する可能性があります。ただし、ご契約満了の場合はクルマがもらえるので、どのような状態でも清算金は発生しません。
もらえるプラン特選車
WEB申込限定で「もらえるプラン特選車」をお選びいただくことが可能です。
人気の軽自動車から普通車、商用車まで幅広いラインナップを揃えた「もらえるプラン特選車」は、メンテナンスパック、カーアクセサリーセットが毎月のリース料金に含まれている大変お得なプランです。
車検(基本料・税金・自賠責保険)2回、12ヶ月法令点検4回に加えて、エンジンオイル交換13回、オイルエレメント交換6回、ブレーキオイル交換2回、ワイパーゴム交換6回が含まれています。
- ※車検と12ヶ月法令点検の回数は乗用車の場合
のりかえプラン5・のりかえプラン3
5年リースの「のりかえプラン5」、3年リースの「のりかえプラン3」は、契約満了後にお車をご返却いただき、新車にお乗り換えすることが可能です。
ご契約期間中は、購入したときと同じようにマイカー感覚でお車をお持ちいただけます。
契約期間やお支払い方法(ボーナス併用払い・均等払い)も、ライフスタイルに合わせて自由設計いただけます。
おクルマもアクセサリーやメンテナンスまでリース料に全部コミコミで、月々定額で計画的なお支払いプランをお選びいただけます。
さらに、カーコンカーリースをご成約された方にもお得なご成約特典をご用意しております。
カーコンカーリースご成約特典
新車をご成約いただいた方の快適で安心なカーライフをサポートするグッズやサービスのご成約特典が「もろもろコミコミ」でついてくる!
この機会をお見逃し無く!
即納車
カーコンカーリースでは、ご契約後、最短14日でお客様の元へ車両をお届けできる「即納車」もご用意しております!
「納車されるまで何ヶ月も待てない」「急ぎで車が欲しい」などお急ぎの方はぜひご検討ください。
- ※即納車は地域によってご対応できない場合がございます。詳しくはお問い合わせください。
- ※即納車は台数に限りがございます。ご商談・ご契約のタイミングによっては在庫状況が変動する場合がございますので、予めご了承願います。
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- ※中古車リースについては、新車のリースプランと異なり、継続車検・メンテナンスやカーアクセサリーの各種オプションプラン、契約満了2年前の返却をお選びいただけません。
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