陸運局へ車を持ち込んで車検を受ける「ユーザー車検」の予約方法や必要書類を解説!

 作成日:2023年03月26日

車検はある程度のまとまった金額が必要であり、車検費用は車の維持費の中でも比較的高額といえます。そのため車検費用をなるべく安く抑えたいと考えている方にとって、近年注目度が高まっている「ユーザー車検」は気になる存在ではないでしょうか。ここでは、車検業者を通さずに陸運局に車を持ち込んで車検を実施する「ユーザー車検」の流れについてご紹介します。

そもそも陸運局とは?

陸運局とは、厳密には現在は存在しない組織の名称です。

陸運局は2001年の中央省庁再編時まで存在した「運輸省」の地方支分局である「地方陸運局」、その出先機関の「陸運支局」「陸運事務所」を指します。

2001年1月に行われた中央省庁再編によって運輸省はかつての建設省、国土庁、北海道開発庁と統合して「国土交通省」となり、かつての陸運局に該当する部署は「地方運輸局」とその下部組織である「運輸支局」「自動車検査登録事務所」に名称を変更しています。

現在、普通自動車の車検が受けられるのは運輸支局ですが、このかつての「陸運局」という呼称がそのまま運輸支局の通称として用いられることがあります。

正式な組織名として「陸運局」の名が消えてから20年以上が経過していますが、カー用品店やディーラー、都道府県税事務所などにおいても未だに「陸運局」で通用します。

 

ユーザー車検とはどんなもの?

ユーザー車検とは、自分で車を全国各地にある運輸支局(旧 陸運局)、軽自動車の場合は軽自動車の場合は軽自動車検査協会に持ち込んで車検を受けることを指します。

一般的なマイカーにおいて車検は、ディーラーや車検専門店等の車検業者に依頼し代行してもらうケースがほとんどです。

ユーザー車検は、車検業者を通さずに自分で事前点検・整備を行い、車検場で検査員の立会いのもと車検を実施します。

ユーザー車検が人気の理由

車検業者に車検を依頼する場合、自動車重量税や自賠責保険料、印紙代(検査手数料)といった法定費用のほかに、車検業者に支払う「車検基本料」が必要です。

車検基本料は24ヶ月法定点検の費用や基本検査料、各種代行手数料が含まれます。また、保安基準に適合させるために整備やパーツ交換が必要になった場合には、その費用も発生します。

対してユーザー車検では、車検業者を通さないため車検基本料が不要です。

整備やパーツ交換が必要であっても自身で交換や整備を行うためパーツや消耗品の実費のみとなり、法定費用+パーツ・消耗品代だけで済むので、大幅に車検費用が抑えられるメリットがあります。

また、インターネットの普及により車の整備やユーザー車検に関する情報が得られやすくなったこともユーザー車検の人気が高まっている要因のひとつと考えられます。

 

運輸支局(旧 陸運局)へのユーザー車検の予約方法は?

ユーザー車検を受けるためには、検査を受ける運輸支局(旧 陸運局)や軽自動車検査協会に前もって予約を入れなければなりません。

予約する際には、車台番号などが必要になりますので、車検証を手元に用意しましょう。

予約は、車検を受ける日の2週間前から可能です。

普通車の車検は、インターネットで予約します。

国土交通省のサイトの中の「自動車検査インターネット予約システム」のページから予約できます。電話での予約は受け付けていません。

軽自動車の場合は、軽自動車検査協会のサイトの「軽自動車検査予約システム」を通して予約できるほか、全国各地の支所に電話して予約することもできます。

 

ユーザー車検を受ける際に運輸支局(旧 陸運局)へ提出が必要な書類は?

ユーザー車検を受ける際に運輸支局(旧 陸運局)へ提出しなければならない書類を、以下でご紹介します。

自動車検査証(車検証)

車検証がないと、車検は受けられません。

また、車検証には携行義務があり、車に積んでいないと公道を走ることもできなくなります。

紛失した場合には車検を受ける受けないに関係なく車のナンバーを管轄している運輸支局(旧 陸運局)または軽自動車検査協会で再発行の手続きをしましょう。

自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)

新旧2枚が必要です。

つまり、車検を受ける前に車検後の2年間分に加入して新しい証明書を取得しなければなりません。

車検場の周辺に自賠責保険の手続きができる場所があるので、検査当日に加入して証明書を入手できます。

自動車(種別割)税納税証明書(省略可)

自動車税(種別割)をきちんと納付したことを証明する書類です。

5月の初め頃に、4月1日時点の車の所有者に納税通知書兼納付書が送られ、税を支払うと収納印が押された納税証明書を受け取れます。

なお、自動車税(種別割)を滞納していると車検は受けられません。

自動車税(種別割)納税証明書は長い間車検に必ず持参しなければなりませんでしたが、平成27年4月から納税確認が電子化されて提出を省略できるようになりました。

ただし、滞納していないこと、納税から一定の時間が経っていること(納税記録が電子システムに反映されるまでに時間がかかるため)が条件となっています。

※納税してから電子システムに反映されるまでにかかる時間は、納税方法によって異なります。

コンビニで納税した場合は5日程度、県内の金融機関で支払った場合は10日程度、県外の金融機関で納税した場合は3週間程度、Yahoo!公金支払いを利用した場合は2週間程度です。

自動車検査票

車の検査項目ごとの合否が記録される用紙です。

検査当日に窓口で入手し、必要事項を記入して提出します。

自動車重量税納付書

自動車重量税を納付するための用紙です。

必要事項を記入してから税額に相当する金額の印紙を購入、貼付して提出します。こちらは当日車検場の窓口で手に入ります。

継続検査申請書

車検証を発行するのに必要なOCR用紙(光学式文字読取り装置対応用紙)で、正式名称は「専用3号様式」です。

車検の検査が終わった後、専用のコンピューターに入れると情報が読み取られ、車検証が交付されるようになっています。

車検場の窓口で受け取り必要事項を記入して提出します。

定期点検整備記録簿(後車検の場合のみ)

24ヶ月点検や12ヶ月点検などの法定点検の内容や結果を記載するための書類です。整備振興会などで購入できるほか、インターネット上から無料でダウンロードすることもできます。

定期点検整備記録簿は、後車検(車検前に点検整備を行うこと)の場合にのみ必要で、前車検(車検後に点検整備を行うこと)では、車検後に点検する予定である旨を窓口で伝えるだけになります。後車検にするか前車検にするかはユーザーが自由に決められます。

※軽自動車の場合、書類の提出先が軽自動車検査協会で、必要書類の名称がやや異なりますが、内容はほとんど同じです。

 

運輸支局(旧 陸運局)でのユーザー車検の当日の流れ

普通自動車のユーザー車検の当日の流れをご紹介します。

1 予備検査場を利用する

運輸支局(旧 陸運局)の近くには、車検と同じ項目の検査を本番前に実施できる民間の予備検査場があり、車の最終チェックができます。

利用料金は1,500円~3,500円ほどです。

ただし、地域によっては利用できる予備検査場がない可能性もあります。

2 窓口で用紙を入手・作成する

運輸支局(旧 陸運局)の窓口で、自動車検査票、自動車重量税納付書、継続検査申請書を入手し、必要事項を記入します。

3 検査手数料と自動車重量税を納付する

印紙、証紙販売窓口で、検査手数料分と自動車重量税額分の印紙、証紙を購入し、自動車検査票と自動車重量税納付書に貼付します。

4 自賠責保険の継続加入の手続きをする

車検証と現在加入中の自賠責保険の証明書が手続きに必要です。

5 納税確認をする(省略できない場合)

自動車税納税証明書を陸運局内の自動車税事務所の窓口に提示して押印してもらいます。

6 車検受付を済ませる

陸運局のユーザー車検受付窓口に、書類一式を提出し、予約番号を伝えて受付を済ませます。

7 受検する

自分で車に乗って検査コースに入って検査を受けます。

不適合箇所があった場合には自動車検査票にその内容が記載されますので、調整してから再度受検します。

1回車検を申し込むと当日中に初回入場を合わせ3回まで受検できます。

8 車検証の交付を受ける

検査に合格したら、書類一式を車検証交付窓口に提出し、新しい車検証と検査標章の交付を受けて、車検は無事終了となります。

※軽自動車の場合、車検を受ける場所や提出する書類の名称が異なりますが、流れはほとんど同じです。

 

車検費用をとにかく抑えたいならカーリースへの乗り換えがおすすめ!

今回は、ユーザー車検の方法について見てきました。

車検費用を最小限に抑えることが可能なため、ユーザー車検をする人は昔よりもかなり多くなりました。

それは、車検費用が多くの人の家計を圧迫している証拠でもあります。

幸い、車検費用について一切気にせずにカーライフを送る方法が存在します。

それはカーリースを利用することです。

カーリースは、毎月定額の料金を支払うことでカーリース会社から車を長期間貸し出してもらえるサービスですが、料金の中に車両代や毎年の自動車税などに加えて、車検費用もコミコミになっているケースが多いです。

そのため、毎月のリース料を支払ってさえいれば、車検が来るたびに出費についてあれこれと悩んだり、心配したりする必要はありません。

もし、車検費用についてお悩みでしたら、是非カーリースを利用することを考えてみてください。

 

カーコンカーリースの全プランと素敵な特典をご紹介!

最後に、カーコンカーリースがご用意している全プランを紹介します。

もらえるプラン11・もらえるプラン9・もらえるプラン7(※特選車を除く)

11年リースの「もらえるプラン11」、9年リースの「もらえるプラン9」、7年リースの「もらえるプラン7」、いずれのプランも契約満了で「クルマがもらえる」、さらにリース期間中でも一定期間経過後に返却や乗り換えがOKとなっています。

契約期間やお支払い方法(ボーナス併用払い・均等払い)も、ライフスタイルに合わせて自由設計いただけます。

リース期間中にライフスタイルに変化があったお客様はもちろん、将来的に乗り換えが必要になるかもしれないお客様であっても、安心してご利用いただけます。

  • ※「もらえるプラン11」では9年経過後から、「もらえるプラン9」では7年経過後から、「もらえるプラン7」では5年経過後から、それぞれリース期間中であっても、原則解約金なしで返却や乗り換えが可能になります。
  • ※返却の場合には、走行距離制限を超えていたり、おクルマの損耗状況により、精算金が発生する可能性があります。ただし、ご契約満了の場合はクルマがもらえるので、どのような状態でも清算金は発生しません。

カーコンカーリース「もらえるプラン」の詳細はこちら


もらえるプラン特選車

WEB申込限定で「もらえるプラン特選車」をお選びいただくことが可能です。

人気の軽自動車から普通車、商用車まで幅広いラインナップを揃えた「もらえるプラン特選車」は、メンテナンスパック、カーアクセサリーセットが毎月のリース料金に含まれている大変お得なプランです。

車検(基本料・税金・自賠責保険)2回、12ヶ月法令点検4回に加えて、エンジンオイル交換13回、オイルエレメント交換6回、ブレーキオイル交換2回、ワイパーゴム交換6回が含まれています。

  • ※車検と12ヶ月法令点検の回数は乗用車の場合

もらえるプラン特選車の詳細はこちら


のりかえプラン5・のりかえプラン3

5年リースの「のりかえプラン5」、3年リースの「のりかえプラン3」は、契約満了後にお車をご返却いただき、新車にお乗り換えすることが可能です。

ご契約期間中は、購入したときと同じようにマイカー感覚でお車をお持ちいただけます。

契約期間やお支払い方法(ボーナス併用払い・均等払い)も、ライフスタイルに合わせて自由設計いただけます。

おクルマもアクセサリーやメンテナンスまでリース料に全部コミコミで、月々定額で計画的なお支払いプランをお選びいただけます。

カーコンカーリース「のりかえプラン」の詳細はこちら


さらに、カーコンカーリースをご成約された方にもお得なご成約特典をご用意しております。

カーコンカーリースご成約特典

新車をご成約いただいた方の快適で安心なカーライフをサポートするグッズやサービスのご成約特典が「もろもろコミコミ」でついてくる!

この機会をお見逃し無く!

カーコンカーリースご成約特典の詳細はこちら


即納車

カーコンカーリースでは、ご契約後、最短14日でお客様の元へ車両をお届けできる「即納車」もご用意しております!

「納車されるまで何ヶ月も待てない」「急ぎで車が欲しい」などお急ぎの方はぜひご検討ください。

即納できるおクルマについてはこちらからご確認いただけます。

  • ※即納車は地域によってご対応できない場合がございます。詳しくはお問い合わせください。
  • ※即納車は台数に限りがございます。ご商談・ご契約のタイミングによっては在庫状況が変動する場合がございますので、予めご了承願います。

カーコンカーリース中古車リース

「国産」中古車リース

国産中古車リースは、カーコンカーリース厳選の国産中古車が頭金不要・登録諸費用も諸々コミコミ。さらに安心の車両保証を付けてリースいたします。修復歴なし、納車前に細かく点検を行いますので、安心してお車にお乗りいただけます。

また、「残価設定0円」となっておりますため、ご契約満了でお車をそのまま差し上げます。そのためリース期間中のカスタマイズや汚れや臭い、さらには走行距離などを気にすることなくお好きなようにお楽しみいただけます。

ご来店不要で、最短3週間程度での納車となっておりますので、お急ぎの方も安心してご利用ください!

カーリースプランは、標準でご契約期間6年(72回)となっております。

カーコンカーリース中古車リース「国産中古車リース」の詳細についてはこちらから

  • ※中古車リースについては、新車のリースプランと異なり、継続車検・メンテナンスやカーアクセサリーの各種オプションプラン、契約満了2年前の返却をお選びいただけません。
  • ※お車の在庫状況によっては、お申し込みをお引き受けできない場合がございます。

「輸入」中古車リース

輸入中古車リースでは、カーコンカーリース厳選の輸入中古車に、安心の車両保証を付けてリースいたします。頭金不要、登録諸費用も諸々がコミコミで、乗り出し費用0円でお車にお乗りいただけます。

カーリースプランは、標準でご契約期間7年(84回)、お支払い方法も、お客様のご希望に応じて自由に設計していただけます。さらに、「残価設定0円」としておりますので、ご契約満了でお車をそのまま差し上げます!

  • ※中古車リースについては、新車のリースプランと異なり、継続車検・メンテナンスやカーアクセサリーの各種オプションプラン、契約満了2年前の返却をお選びいただけません。
  • ※お車の在庫状況によっては、お申し込みをお引き受けできない場合がございます。

カーコンカーリース中古車リース「輸入中古車リース」の詳細についてはこちらから

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