カーリースは損金処理の対象?法人が利用する際のメリットやデメリットを解説

 作成日:2022年12月09日

カーリースの料金は損金処理の対象となるのでしょうか?今回は、法人がカーリースを利用する場合のメリットとデメリットを、損金処理という会計上の事柄も含めて解説します!

損金処理とは?

そもそも、損金処理とは何でしょうか?

まず、損金とは法人税の計算の際に使われる原価・費用・損失の額のことです。

当該事業年度の益金から損金を控除した金額が法人の所得金額となり、その金額に応じて、法人税の額が決まります。

そして、損金処理とは益金から損金を差し引くことで所得を減らし、税額を減らす処理のことです。

ちなみに、会計上の利益の計算方法と法人税上の所得の計算方法は異なります。

会計上の利益は「収益-費用」で計算されますが、法人税上の所得は「益金-損金」となります。

なぜなら、会社経理の中で「費用」としたもの全てを「損金」として扱えるわけではないからです。

この違いは、会計が経営状態を正しく示すのを目的としていることに対して、法人税の規定が適切な税額の負担を目的にしていることによります。

 

カーリースの仕組み

損金について理解を深めたところで、カーリースについてもおさらいしておきましょう。

今ではメディアなどに取り上げられることも増え、さまざまなジャンルでサブスクという消費スタイルが定着してきたこともあり、車のサブスクといえるカーリースは個人利用も増加傾向にあります。

カーリースは、日本においては法人をメインとして普及してきた歴史があります。

社用車の導入方法としては一般的な手法であり、詳しくは後述しますが法人や個人事業主にとってメリットが多いため個人向けよりも早く浸透が進んだと考えられます。

カーリースは契約者が選んだ車をカーリース会社が購入し、契約者は決められた料金を支払ってその車を借り受けるサービスです。契約期間中は車は契約者が保管し、いつでも好きな時に使用できます。

なお、法人において、カーリースはファイナンスリースとメンテナンスリースの2種類に大きく分けられます。

ファイナンスリース

車両の導入費用に加え、自動車税(種別割)と自動車重量税、自賠責保険料といった法定費用が含まれたカーリースです。

利用するカーリース会社によって含まれる内容は異なり、車両保険の料金が含まれる場合などもあります。

メンテナンスリース

メンテナンスリースは、ファイナンスリースに含まれる内容にプラスして車検整備や定期点検、オイルやオイルエレメント交換などのメンテナンス、事故処理など、車に関するほぼすべての維持費が含まれるのが特徴です。

メンテナンスの内容はカーリース会社によって異なり、タイヤやバッテリーは選択制というケースもあります。

なお、任意保険料や代車サービスなどはオプションであることが多いようです。

 

カーリースのリース料金は全額損金処理できるので節税につながる!

では、カーリースの料金は損金処理の対象となるのでしょうか?

幸い、カーリースの料金は全額損金処理することができます。

そして、カーリースの料金に含まれているのは、車両代だけではありません。

車にかかる各種税金や保険料、メンテナンスリースの場合は車検費用、メンテナンス費用なども含まれ、それらも全て損金処理することができるのです。

ですから、法人がカーリースを利用すると節税効果を期待できます。

※カーリースの料金の内訳は、カーリース会社や契約プランによって異なります。

 

カーリースは損金処理による節税以外にもメリットがある!

法人がカーリースを利用することのメリットは、料金を全額損金処理として節税ができることだけではありません。損金処理ができること以外にも、いろいろなメリットがあります。ここでは、他にどんなメリットがあるのかをご説明します。

資金を温存できる

車を購入する場合には、車両価格や初期登録費用などでまとまった現金が必要になりますが、カーリースは月々定額のリース料金を支払っていくことで利用でき、頭金も基本的に不要です。

特に法人利用の場合、一度に複数の社用車を手配するとなるとかなりの資金が動くことになるため、イニシャルコスト0円で社用車が導入できるのは大きなメリットとなるでしょう。

一度に大きな資金を失うのを避けることができ、浮いたお金を人材採用やサービス開発などに利用することによって、売り上げの増加を見込めます。

固定資産として計上する必要がない

車を現金一括で購入した場合、会計処理の帳簿上、車を固定資産として計上する必要がありますので、現金の減少や借入金の増加など財務比率の悪化を生じさせてしまいます。

また、車の購入費用を普通乗用車の場合は6年間、軽自動車の場合は4年間(※運送業者の場合:普通乗用車は4年間、軽自動車は3年間)にわたって減価償却しなければなりませんので、処理が面倒です。

なお、カーローンの場合も車の購入費用は固定資産に計上し、減価償却の必要があります。カーローンの元金は長期未払い金として計上され、経費計上はできません。経費計上できるのは利息分のみとなります。

一方で、カーリースの場合は、固定資産として計上する必要がありませんので、会計処理の帳簿をきれいな状態に維持することができ、対外的な信用力を保つ助けになります。減価償却の必要もなく、毎月のリース料をそのまま経費として計上するだけですので、会計処理も楽です。

※契約によっては、カーリースも「リース資産」として計上しなければならない場合があります。

人件費の削減ができる

カーリースでは、税金や保険料の支払い、車検の手続き、車両のメンテナンスなどをカーリース会社に一任することが可能です。

こうした車の維持管理には、それなりに手間や時間がかかりますが、カーリースを利用すれば、それらの手間をカットすることができ、人件費の削減につながります。

車両の入替を容易にできる

法人は車のコンディションを一定の水準に保つために定期的に車を入れ替えることが多いと思います。

購入の場合には車を入れ替えるにあたって、車を売却したり新しい車の購入手続きをしたりしなければなりませんので、手間がかかってしまいます。

一方でカーリースの場合は、契約満了後に車を返却して新たに別の車をリースすることによって容易に車の入替をすることが可能です。これも1つのメリットと言えるでしょう。

 

カーリースにもデメリットはある

ここまでで、カーリースには、損金処理による節税効果や資金の温存、人件費の削減など、さまざまなメリットがあることについて見てきました。

しかしながら、カーリースのサービスにはデメリットもあります。最後に、そのデメリットについてご説明しますので、参考になさってください。

中途解約ができない

カーリースの契約は原則として中途解約ができません。やむを得ず中途解約をする場合には、違約金(損害金)が発生してしまいます。

違約金は、一般的に言って下記の計算式で算出されます。

「違約金」 = 「残期間分のリース料」 - 「未経過費用」

この計算式からわかるのは、途中で契約するとしても残期間分のリース料を支払わなければならないということです。

解約の時期によっては、特に契約期間がかなり残っている段階で解約した場合には、違約金は高額になってしまいます。

例えば、月々のリース料が3万円で5年契約のカーリースを、契約開始から1年後(契約満了まで4年間残っている段階)にやむを得ない事情で解約することになった場合、残期間分のリース料は、3万円×12か月×4年で144万円となります。

「未経過費用」、つまりカーリース契約に含まれる費用の中で解約日までに発生しなかった費用の合計がそれから差し引かれるとしても、かなりの費用負担になってしまうでしょう。

支払い総額が購入の場合よりも高額になる

カーリースの支払い総額(月々のリース料×契約月数)は、車をローンで購入して税金の支払いや車検、メンテナンスなどを法人自身で行った場合にかかる費用の合計よりも高額になります。

なぜなら、月々のリース料金にはカーリース会社の利益分も上乗せされているからです。

また、ローン購入の場合には車両価格分(もしくはそれに車両購入に伴う諸費用を足した金額)のみに金利がかかりますが、カーリースの場合は車両価格だけではなく各種税金や車検代、メンテナンス費用が含まれるリース料に金利がかかってしまいます。

さらに、カーリースの金利は、金融機関のローンの金利よりも高めであると言われています。

走行距離制限がある

カーリースでは、多くの場合に走行距離に制限が設定されます。こちらの制限を超過した場合には、超過距離に応じて追加料金が発生してしまいます。

改造やカスタマイズを自由にできない

カーリースの車は借り物ですので、改造やカスタマイズをすることは原則として禁止されています。

ただし、法人や個人事業主向けのカーローンの場合は車体への企業ロゴのプリントなどは認められる場合がほとんどです。

このように、カーリースはいろいろとメリットがあって便利なサービスですが、デメリットもあります。メリットだけではなくデメリットもしっかり把握した上で利用することが大切です。

 

お得で管理も楽々!カーコンビジネスカーリース

カーコンビニ倶楽部では、多くの方にご好評いただいている個人向けのカーリース「カーコンカーリース」のほかに、法人・個人事業主様専用のプランである「カーコンビジネスカーリース」もご用意しています。

豊富な選択から用途にぴったりの車が選べる

カーコンビジネスカーリースでは、国産全メーカーの乗用車と商用車から用途に合った車をお選びいただけます。

軽バンなどの配送で活躍する車や農業、漁業など幅広い業種で活躍している軽トラック、営業車としてぴったりの燃費性能の良いコンパクトカー、送迎などのための大型ミニバンやラグジュアリーセダンなど、豊富な選択肢をご用意しています。

※PHV(プラグインハイブリッド自動車)、PHEV(プラグインハイブリッドエレクトリックビークル)、EV(電気自動車)など一部車両除く

イニシャルコストなしで社用車が手に入る

新車購入時には車両本体の価格に加え、登録諸費用が必要で、導入にはかなりの資金が必要となります。

その点カーコンビジネスカーリースなら頭金が不要なことに加え、契約期間中の自動車税(種別割)、自動車重量税、自賠責保険料すべてが毎月の定額料金にコミコミになっています。

ご要望に応じてプランを設計!

もちろん、整備を万全にしたい、メンテナンス費用など車に関するコストは一元管理したい、または走行距離が多いなど、ご希望がございましたら何でもご相談ください。

オプションや契約年数などをご提案し、お客様のご要望に応じたプランを自由に設計いたします。

社用車の手配でお悩みなら、カーコンビジネスカーリースにご相談ください。

カーコンカーリースの全プランと素敵な特典をご紹介!

最後に、カーコンカーリースがご用意している全プランを紹介します。

もらえるプラン11・もらえるプラン9・もらえるプラン7(※特選車を除く)

11年リースの「もらえるプラン11」、9年リースの「もらえるプラン9」、7年リースの「もらえるプラン7」、いずれのプランも契約満了で「クルマがもらえる」、さらにリース期間中でも一定期間経過後に返却や乗り換えがOKとなっています。

契約期間やお支払い方法(ボーナス併用払い・均等払い)も、ライフスタイルに合わせて自由設計いただけます。

リース期間中にライフスタイルに変化があったお客様はもちろん、将来的に乗り換えが必要になるかもしれないお客様であっても、安心してご利用いただけます。

  • ※「もらえるプラン11」では9年経過後から、「もらえるプラン9」では7年経過後から、「もらえるプラン7」では5年経過後から、それぞれリース期間中であっても、原則解約金なしで返却や乗り換えが可能になります。
  • ※返却の場合には、走行距離制限を超えていたり、おクルマの損耗状況により、精算金が発生する可能性があります。ただし、ご契約満了の場合はクルマがもらえるので、どのような状態でも清算金は発生しません。

カーコンカーリース「もらえるプラン」の詳細はこちら


もらえるプラン特選車

WEB申込限定で「もらえるプラン特選車」をお選びいただくことが可能です。

人気の軽自動車から普通車、商用車まで幅広いラインナップを揃えた「もらえるプラン特選車」は、メンテナンスパック、カーアクセサリーセットが毎月のリース料金に含まれている大変お得なプランです。

車検(基本料・税金・自賠責保険)2回、12ヶ月法令点検4回に加えて、エンジンオイル交換13回、オイルエレメント交換6回、ブレーキオイル交換2回、ワイパーゴム交換6回が含まれています。

  • ※車検と12ヶ月法令点検の回数は乗用車の場合

もらえるプラン特選車の詳細はこちら


のりかえプラン5・のりかえプラン3

5年リースの「のりかえプラン5」、3年リースの「のりかえプラン3」は、契約満了後にお車をご返却いただき、新車にお乗り換えすることが可能です。

ご契約期間中は、購入したときと同じようにマイカー感覚でお車をお持ちいただけます。

契約期間やお支払い方法(ボーナス併用払い・均等払い)も、ライフスタイルに合わせて自由設計いただけます。

おクルマもアクセサリーやメンテナンスまでリース料に全部コミコミで、月々定額で計画的なお支払いプランをお選びいただけます。

カーコンカーリース「のりかえプラン」の詳細はこちら


さらに、カーコンカーリースをご成約された方にもお得なご成約特典をご用意しております。

カーコンカーリースご成約特典

新車をご成約いただいた方の快適で安心なカーライフをサポートするグッズやサービスのご成約特典が「もろもろコミコミ」でついてくる!

この機会をお見逃し無く!

カーコンカーリースご成約特典の詳細はこちら


即納車

カーコンカーリースでは、ご契約後、最短14日でお客様の元へ車両をお届けできる「即納車」もご用意しております!

「納車されるまで何ヶ月も待てない」「急ぎで車が欲しい」などお急ぎの方はぜひご検討ください。

即納できるおクルマについてはこちらからご確認いただけます。

  • ※即納車は地域によってご対応できない場合がございます。詳しくはお問い合わせください。
  • ※即納車は台数に限りがございます。ご商談・ご契約のタイミングによっては在庫状況が変動する場合がございますので、予めご了承願います。

カーコンカーリース中古車リース

「国産」中古車リース

国産中古車リースは、カーコンカーリース厳選の国産中古車が頭金不要・登録諸費用も諸々コミコミ。さらに安心の車両保証を付けてリースいたします。修復歴なし、納車前に細かく点検を行いますので、安心してお車にお乗りいただけます。

また、「残価設定0円」となっておりますため、ご契約満了でお車をそのまま差し上げます。そのためリース期間中のカスタマイズや汚れや臭い、さらには走行距離などを気にすることなくお好きなようにお楽しみいただけます。

ご来店不要で、最短3週間程度での納車となっておりますので、お急ぎの方も安心してご利用ください!

カーリースプランは、標準でご契約期間6年(72回)となっております。

カーコンカーリース中古車リース「国産中古車リース」の詳細についてはこちらから

  • ※中古車リースについては、新車のリースプランと異なり、継続車検・メンテナンスやカーアクセサリーの各種オプションプラン、契約満了2年前の返却をお選びいただけません。
  • ※お車の在庫状況によっては、お申し込みをお引き受けできない場合がございます。

「輸入」中古車リース

輸入中古車リースでは、カーコンカーリース厳選の輸入中古車に、安心の車両保証を付けてリースいたします。頭金不要、登録諸費用も諸々がコミコミで、乗り出し費用0円でお車にお乗りいただけます。

カーリースプランは、標準でご契約期間7年(84回)、お支払い方法も、お客様のご希望に応じて自由に設計していただけます。さらに、「残価設定0円」としておりますので、ご契約満了でお車をそのまま差し上げます!

  • ※中古車リースについては、新車のリースプランと異なり、継続車検・メンテナンスやカーアクセサリーの各種オプションプラン、契約満了2年前の返却をお選びいただけません。
  • ※お車の在庫状況によっては、お申し込みをお引き受けできない場合がございます。

カーコンカーリース中古車リース「輸入中古車リース」の詳細についてはこちらから

カーコンカーリースは一人でも多くの方にとって「利用しやすいカーリース」であるよう、お客様のライフプランに応じたさまざまなプランをご用意しています。

自分に合うカーリースをお探しの方、安心・安全で楽しいカーライフを送りたい方はぜひ、カーコンカーリースをご検討ください!

  • ※特典の内容は予告なく変更・終了する可能性があります。
  • ※本コラム公開時点の情報です。
  • ※本コラムに掲載の内容は、公開時点に確認した内容に基づいたものです。法令規則や金利改定、メーカーモデルチェンジなどにより異なる場合がございます。予めご了承ください。

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お手元に免許証をご用意のうえ、
必ず申込になるご本人様がお申し込みください。 (受付時間:10:00〜18:00(年末年始除く))

  • ご入力内容をもとに所定の審査をさせていただきます。審査の結果によってはリース契約をお受けできない場合もありますので、あらかじめご了承ください。
  • 申込いただいた車両が自動車メーカーの在庫状況やモデルチェンジ等によりお引受けできない場合、審査前に当社または当社提携先のリース会社よりご連絡させていただく場合がございます。
  • お申込者の年齢条件は、申込時原則20歳以上、75歳以下の方となります。
  • 審査可決後、オプション変更等でリース料が変更になった際は、再度審査させていただきます。審査の結果によってはリース契約をお受けできない場合もあります。
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