ヤリスはこのような方におすすめ！

・従来のコンパクトカーの一段上を行く「走り」を楽しみたい方

・安全装備や運転支援システムが充実している車が欲しい方

・街乗りとロングドライブの両方に使いたい方

・燃費性能を重視する方

ヤリスの特長

トヨタの「ヤリス」は、2020年２月に登場した新型コンパクトカーです。全く新しい車種ではなく、1999年に登場した初代から３代目モデルまで「ヴィッツ」の名で知られていた車です。今回の４代目モデルから、日本国内でもグローバル市場と同じ「ヤリス」へと名称が変更され、世界的戦略車としての役割を担うことになりました。

ヤリスの特徴は、コンパクトカーならではの軽快なハンドリングとコンパクトカーの常識を超える上質な乗り心地と最新の安全技術にあります。また、次世代ハイブリッドシステムを採用し、圧倒的な燃費性能を実現しています。

先進的で使い勝手の良いコンパクトカーとして発売直後から人気を獲得し、2020年度（2020年４月～2021年３月）では新車販売台数で20万2,652台（「ヤリスクロス」と「GRヤリス」も含む）を記録し、普通車と軽自動車を含めたランキングで１位となりました。

ヤリスの外装デザイン(エクステリア)について

ヤリスのデザインコンセプトは「B-ダッシュ」とされ、「B」にはBOLD（大胆）、BRISK（活発）、BOOST（加速）、BEUTY（美）、BULLET（弾丸）などの意味が込められているとのこと。

そのデザインコンセプトの通り、外観は全体的には曲線を活かした丸みを帯びた柔らかい形状になっていますが、ボディ中心から前後タイヤに向かう引き締まった造形が力強い走りを予感させます。フロントデザインは低重心のスポーティな走りを感じさせ、リヤデザインは一体的に造形したウィンドウとコンビネーションンランプによって個性的な印象を与えています。

カラーバリエーションは非常に豊富です。ホワイト系、シルバー系、ブラック系、レッド系などのモノトーンが全11色、ツートンカラーが４パターン、合計で15色から選択可能。人気がある色は「ホワイトパールクリスタルシャイン」、「シルバーメタリック」、「スーパーホワイトII」などです。

ヤリスの室内空間(インテリア)について

ヤリスのインテリアは、徹底的に無駄を削ぎ落として広さと快適さを持たせ、運転に集中できる空間を作り出しています。インパネは断面を薄くすることで圧迫感をなくし、ハンドルを従来よりも小型化することでスポーティな印象を持たせています。

インパネ中央部にはスマホと無線接続できる「ディスプレイオーディオ」が標準装備され、ナビ案内や電話、メッセージ、音楽などのさまざまな機能を画面操作によって使用できます。

内装色はグレードによって、ベーシックな「ブラック」やブラウン系の「トープ」、ライトグレーとブラウンの組み合わせがおしゃれな「クレアトープ」から選択可能です。シート素材は同じくグレードによって、通常のファブリックと質感の高い上級ファブリック、メーカーオプションで合成皮革＋ツィード調ファブリック（内装色がクレアトープの場合のみ選択可）が用意されています。

ハッチバックタイプのヤリスは、開口部を広く取った使いやすい荷室を備え、コンパクトカーとしては十分な大きさのスペースを確保しています。後席には６：４の比率の分割可倒式シートを採用しており、荷物の量や長さに応じてアレンジできます。

ヤリスの走り・燃費性能について

ヤリスは「TNGA（Toyota New Global Architecture）」のコンパクトカー向けプラットフォーム「GA-B」を初採用。軽量かつ高剛性、低重心なボディにより、スポーツカーを思わせるような敏捷性と安定感を実現しています。コーナリング時にもタイヤが地面をしっかり捉えるので、安定した操舵感と車両体勢を発揮します。

搭載エンジンは、最高出力69ps、最大トルク92N・mの1.0L自然吸気エンジン、最高出力120ps、最大トルク145N・mの新開発の1.5Lダイナミックフォースエンジン、その1.5Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの３種類が用意されています。プラットフォーム「GA-B」の制約上全て直列３気筒のエンジンとなっています。

トランスミッションはCVTに加え、1.5Lガソリン車限定で６速MTも選べます。駆動方式は２WD（FF）だけではなく、1.5LエンジンのCVT車とハイブリッド車では４WDも選択可能です。

WLTCモードのカタログ燃費性能は、1.0Lのガソリン車（２WD）は20.2km/L、1.5Lのガソリン車（２WD）は21.6 km/L、ハイブリッド車（２WD）は35.4〜36.0km/Lとなっています。特にハイブリッド車は世界トップレベルの低燃費です。

ヤリスの安全装備・機能について

ヤリスには、一部グレードを除いて、トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense（トヨタセーフティセンス）」が標準装備されおり、安全運転をサポートする車として「セーフティサポートカーSワイド」の認定を受けています。

「トヨタセーフティセンス」には、衝突回避や被害軽減のための「プリクラッシュセーフティ」、白線（黄線）が見えない場合も先行車を追従してハンドル操作をサポートしてくれる「レーントレーシングアシスト」、先行車両との車間距離を保ちながら追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール」などの機能を搭載しています。

また、ハイブリッド車ではメーカーオプションで「トヨタ チームメイト［アドバンスト パーク（パノラミックビューモニター付）］」も装備可能です。カメラとソナーによって周囲を監視しながら駐車操作をアシストしてくれます。しかも、事前に駐車位置を登録できるメモリ機能を世界で初めて搭載しており、区画線のないスペースにも対応できます。

ヤリスのグレードは11タイプ！

ヤリスには、エントリーモデルの「X」と「トヨタセーフティセンス」を省いた「X“Bパッケージ”」、中間モデルの「G」、最上位モデルの「Z」の４つのモデルがあります。そして、それぞれに３種類のパワートレイン（1.0Lエンジン、1.5Lエンジン、ハイブリッド）が組み合わさる（「Z」に1.0Lエンジン車はない）ので、合計11グレードとなります。

「X」グレードは、リーズナブルな分、装備や機能の充実度が低めです。例えば、ヘッドランプはLEDではなくプロジェクター式のハロゲンヘッドランプ、キーを取り出さずにドアの開閉やエンジン始動ができる「スマートエントリー＆スタートシステム」は２WD車にはなく、「ワイヤレスドアロックリモートコントロール」が搭載されています。

「G」グレードでは、オプションで３灯式フルLEDヘッドランプやフルLEDリアコンビネーションランプ、２WD車のアルミホイールなどが選択可能となっています。「スマートエントリー＆スタートシステム」は標準装備です。また、運転席や助手席の快適性を高める機能が満載の「コンフォートシートセット」もオプションで追加できます。

「Z」グレードでは、15インチスチールホイールが標準装備ですが、オプションで16インチアルミホイールの選択も可能です。また、３灯式フルLEDヘッドランプやフルLEDリアコンビネーションランプ、大型のブラックリアルーフスポイラー、サテンクロムのドアベルトモールディング、上級ファブリックのシート、本革巻のシフトノブなどが標準装備され、上質感をアップしています。