ムーヴ キャンバスはこのような方におすすめ！

・カワイイまたはレトロなデザインが好きな方

・スライドドアや収納など、使い勝手の良さを求める方

・安全性や燃費を重視したい方

ムーヴ キャンバスの特長

ダイハツ「ムーヴ キャンバス」は、ライフスタイルを楽しむ若年女性をメインターゲットとする車種として開発された軽トールワゴンです。丸みのある愛らしいエクステリアのデザインが特徴的です。ただし、最新の機能性や実用性もしっかり持ち合わせていますので、中核となる若年の女性ユーザーだけではなく、幅広い世代で使いやすい車種に仕上がっています。このため、親子２世代で共有する車やセカンドカーとしても高い人気があります。

ムーヴ キャンバスの機能面での特長には、ムーヴシリーズで初めて採用された両側スライドドアや収納スペースの多さなどがあります。

ムーヴ キャンバスは比較的新しい車種で、現行型は初代モデルとなっています。６代目「ムーヴ」の派生モデルとして2016年９月に発売されました。2017年に安全機能が強化され、2018年９月には先進安全機能の全車標準装備化とグレード追加を行いました。

ムーヴ キャンバスの外装デザイン(エクステリア)について

ムーヴ キャンバスのボディサイズは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,655mmとなっています。「タント」などのスーパーハイトワゴンの全高より100mmほど低く設計されていますので、縦に長い印象を受けます。面構成による丸みのあるシルエットで、かわいいミニバス風デザインに仕上げられています。目のように見えるヘッドライトやテールライトも愛くるしさを引き立てています。

ボディカラーはモノトーン（単色）が８種類、オプションのストライプス（ツートンカラー）が７種類の合計15種類が用意されています。人気なのはストライプスで、ホワイトと温かみのあるベージュで程よいレトロ感を醸し出す「パールホワイトⅢ×ナチュラルベージュメタリック」、ムーヴキャンバスのイメージカラーとして広告などで見かけることが多い爽やかな「パールホワイトⅢ×ファインミントメタリック」、淡いピンク色でオシャレを演出する「パールホワイトⅢ×ライトローズマイカメタリックⅡ」などが多くの人に選ばれています。

なお、一部グレードには「メイクアップ」と呼ばれる仕様が用意されており、様々なメッキ加飾やリアコンビネーションランプのクリアクリスタル化によって上質感や個性を出しています。

ムーヴ キャンバスの室内空間(インテリア)について

ムーヴ キャンバスの車内寸法は、室内長2,080mm、室内幅1,320mm、室内高1,280mmとなっており、軽自動車とは思えない広々とした室内空間を確保しています。

インテリアは、やわらかい面で包まれたナチュラルで居心地の良い空間となっています。

内装色のバリエーションは豊富で、ベーシックグレードはベージュ基調のシンプルなカラー、「メイクアップ」仕様ではベージュ基調に「マイルドモカ」、「ファインミント」、「ミストピンク」のいずれかのアクセントカラーがインパネやドアトリムなどに配色されます。また、ドアトリムやセンタークラスター（インパネ中央のパネル）などがブラックで統一されるバージョンも用意されています。

フロントシートは、プレーンなデザインのベンチタイプです。「メイクアップ」仕様ではソフトタッチな表皮と専用のシートパイピングで仕立ての良さを出しています。運転席はオプションでシートヒーターを装着でき、寒い日も体を冷やさず快適にドライブできます。リアシートは左右別々にリクライニングと前後幅240mmのロングスライドができる構造です。

シートアレンジは多彩で、リアシートの片方または両方を前に倒して格納して大きな荷物のスペースを作ったり、助手席シートバックを後ろに倒して長尺物を積んだり、全席をフルフラットにして足を伸ばしてくつろいだりといった使い方ができます。

リアシートの下には引き出し式収納の「置きラクボックス」があり、大変便利です。引き出した状態で中敷を立てて倒れやすい荷物を置くこともできます。また、「インパネアッパーボックス（運転席）」、「フロントセンターアームレスト（ボックス付）」、「助手席大型シートアンダートレイ」など、室内に10ヵ所以上の収納スペースがあります。

荷室床下には「大容量深底ラゲージアンダーボックス」もあります。ボードをはね上げて固定すれば、背の高い荷物も置くことが可能です。

ムーヴ キャンバスの走り・燃費性能について

ムーヴ キャンバスは、軽自動車の制限である64馬力よりも少ない52馬力で、車の重さが900kg以上と少し重たいので高速道路での追い越し車線や山の急な上り坂では物足りなさを感じる場面もあるかもしれません。ただ、街乗りには十分な動力性能が備わっていますし、直進安定性も高いのでちょっとした遠出も快適にできます。

搭載エンジンは660cc直列３気筒（自然吸気）の１種類です。トランスミッションにはオートでスムーズに変速するCVT（無段変速機）が採用されています。駆動方式は全グレードに２WD（FF）と４WDが用意されています。

燃費性能（WLTCモード）は、２WD車が20.6km/L、４WD車が19.6km/Lと低燃費になっていますので、ガソリン代を抑えられます。

足まわりには、「ムーヴ」と同様に、路面から伝わる振動を吸収する性能を高めた「D サスペンション」が採用されており、曲道や高速での車線変更などの時に不安を感じさせるような車体の揺れは起こりません。また、パワーステアリングの操舵が軽めに設定されているため、腕力が強くない女性でも無理なく正確にハンドル操作することが可能です。

ムーヴ キャンバスの安全装備・機能について

ムーヴ キャンバスは全グレードにダイハツの先進予防安全システム「スマートアシストⅢ」が標準装備されています。前方のステレオカメラで車や歩行者の動きを認識して危険度に応じて警報を出したりブレーキをかけたりする「衝突警報機能」や「衝突回避支援ブレーキ機能」、前方や後方に障害物がある場合に急発進を抑制する「誤発進抑制制御機能（前方・後方）」、時速60km以上で走行している時に車線のはみ出しを警告する「車線逸脱警報機能」などの機能があるので、安心して運転できます。

また、ステアリング操作に合わせてヘッドランプが動いて進行方向を照らしてくれる「Bi-Angle LEDヘッドランプ」を上位グレードに標準装備しています。さらに、大半のグレードでは「パノラマモニター」を利用でき、車を上から見たような映像や車体サイドの映像などを画面で確認しながら運転したり駐車したりすることが可能です。

ムーヴ キャンバスは衝突時の被害軽減対策もしっかりしています。総合的に衝突安全機能が進化したボディ「TAF」を採用していますし、ボディ前面には衝撃緩和装置や衝撃吸収スペースを設けています。また、前方からの強い衝撃が加わった時に、瞬時に膨張・収縮し、乗員への重大な傷害を軽減する「デュアルSRSエアバッグ」を全車に標準装備していますし、車両側方からの衝突にも対応する「SRSサイドエアバッグ（運転席/助手席）」を大半のグレードに装備しています。

ムーヴ キャンバスのグレードは10タイプ！

ムーヴ キャンバスのグレードは、基本グレードとしてリーズナブルな「X“SA Ⅲ”」と上級グレードの「G“SA Ⅲ”」があります。また、それぞれにドレスアップ版の「ブラックインテリア リミテッド」と「メイクアップ リミテッド」というグレードがあります。さらに、「G“SA Ⅲ”」をベースとする特別仕様車「メイクアップVS」、「ブラックインテリアVS」、「ホワイトアクセントVS」、「ブラックアクセントVS」もありますので、合計10タイプが用意されていることになります。

「X“SA Ⅲ”」「G“SA Ⅲ”」以外のグレードでは、内外装にメッキパーツやアクセントカラーのパーツなどが装着され、「車速感応式オートパワードアロック」、「SRSサイドエアバッグ（運転席/助手席）」、「パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック」といった装備が標準で搭載されます。また、「G“SA Ⅲ”」やそれをベースとしたグレードには、「Bi-Angle LEDヘッドランプ」と「スーパーUV＆IRカットガラス（フロントドア）」が装備されます。

走行性能は全グレードで差がありませんので、装備の充実度とデザインを基準にしてグレード選ぶことになるでしょう。なお、人気が高いのは「G“メイクアップ リミテッド SA Ⅲ”」です。