ハイエースワゴンはこのような方におすすめ！

・大人数がゆとりを持って乗れる大型車が欲しい方
・実用性・耐久性に優れた車に乗りたい方
・移動はもちろん、キャンプなど幅広いシーンでの車の使用を想定している方

ハイエースワゴンの特長

トヨタ「ハイエースワゴン」は、普通免許で運転できる最大乗員数である10名乗車が可能な大型ワゴンです。

なお、ハイエースは乗用モデルのワゴン以外に、貨物用の１もしくは４ナンバーのバン、普通免許では運転できない14人乗りのコミューターがあります。

国産モデルで10名乗車が可能な乗用ワゴンはハイエースワゴンと日産「キャラバンワゴン」の２択といえる状態ですが、販売台数ではハイエースが大きくリード。

実用性はもちろん、耐久性が高く評価されており、グローバル市場でも同じトヨタの本格オフローダー「ランドクルーザー」やピックアップトラック「ハイラックス」と並ぶ人気を誇ります。

社用車や送迎用車両として使用されるほかにも、キャンピングカーのベース車として利用されることも多く、ハイエースを専門的に扱う販売店やカスタマイズショップも存在します。

また、中古車市場においても比較的高値で取引される傾向があることから、極めて盗難率が高い車としても知られています。

事実、日本損害保険協会による調査では2007年から７年連続で車両の盗難被害ワースト１位を記録しています。

こうしたことを鑑みて、ハイエースワゴンは2012年５月から全車にイモビライザーが標準装備されています。

ハイエースワゴンの外装デザイン(エクステリア)について

ハイエースワゴンはその性質上、シンプルで質実剛健という印象の機能美を追求したスタイルとなっています。

現行型は2004年に誕生しており、すでにモデルライフは20年近くに及ぶロングセラーではありますが、古さを感じさせないのはオーソドックスなデザインを採用していることがその理由として挙げられるでしょう。

なお、ボディカラーは以下の全８色から選択できますが、グレードによって選択できるカラーは異なります。

また、一般的なファミリーカーのようなレッド系やグリーン系のカラー、ビビットカラーなどはラインナップされていません。

ボディカラー

・ホワイト
・ホワイトパールクリスタルシャイン（DXを除くグレードにメーカーオプション）
・シルバーマイカメタリック
・ブラックマイカ（GLのみ）
・ベージュメタリック（グランドキャビンのみ）
・ライトイエロー（DXのみ）
・ダークブルーマイカメタリック
・ラグジュアリーパールトーニング（グランドキャビンにメーカーオプション）

ハイエースワゴンの室内空間(インテリア)について

インテリアもエクステリアと同様、華やかさや煌びやかさを演出する加飾などはほぼ使用されず、実用性重視の機能的な室内空間となっています。

グレードごとに異なる座席のレイアウトを採用し、用途に応じた選択ができるのがハイエースワゴンの魅力のひとつ。

「GR」は10人という多人数ができるだけゆったりと座れる座席配置が特徴。

ワンランク上のグレード「GL」では最後列に４人が座れ、実用に応じて座席を跳ね上げて荷室スペースを作ることが可能です。

最上級グレードでハイルーフ・スーパーロングの「グランドキャビン」はゆとりの居住スペースと荷室スペースを確保しています。

また、後席用のカップホルダー２個付きのセンターコンソールは冊子類を分けて収納できる多機能なタイプを装備しており、商用バンベースの機能性の高さが垣間見られます。

今時の車に多く見られるおもてなし装備などはほぼありませんが、全車オプションでスライドドアにパワースライド機能を追加することが可能です。

ハイエースワゴンの走り・燃費性能について

パワートレインについてもパワーや耐久性を重視。

低燃費技術の吸排気連続可変バルブタイミング機構「Dual VVT-i」を搭載した2.7Lガソリンエンジンに、堅牢な6ATが組み合わされます。

なお、従来設定のあった5MT車は現在廃止されています。

駆動方式は２WDと４WDの選択が可能で、WLTCモードカタログ燃費は２WD車が8.8km/L、４WD車が8.1km/Lです。

ハイエースワゴンの安全装備・機能について

現行型のハイエースワゴンは前述のとおり登場から長年が経過したモデルではありますが、これまでに３度のマイナーチェンジを実施。

2010年代に入ってからはほぼ毎年一部改良が実施され、装備内容をアップデートしています。

安全性能に関しては2017年11月の一部改良時に「Toyota Safety Sense」が標準装備されました。

さらに2020年４月にはペダル踏み間違い急発進抑制装置に相当する「インテリジェントクリアランスソナー［パーキングサポートブレーキ（静止物）］」、車両に設置したカメラで周囲を監視し、真上から見下ろしたような映像をナビ画面へ映し出すことで安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」を採用しています。

なお、ハイエースワゴンの「Toyota Safety Sense」には、歩行者検知が可能な衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、先進ライトが含まれるため、「インテリジェントクリアランスソナー［パーキングサポートブレーキ（静止物）］」を追加すれば「サポカーSワイド」に該当します。

ハイエースワゴンのグレードは３タイプ！

ハイエースワゴンはロング・ミドルルーフの「DX」「GL」と、スーパーロング・ハイルーフの最上級グレード「グランドキャビン」の３タイプがラインナップされています。

「DX」は内外装ともに簡素なビジネス向けのグレードといえます。

「GL」と「グランドキャビン」ではカラードバンパーやメッキ仕立てのドアハンドル、バックドアガーニッシュなどが追加されるほか、「スマートエントリー＆スタートシステム」、オーディオステアリングスイッチが採用。

商用のイメージを払拭する上質感を備えています。

※本コンテンツに掲載の内容は、2022年4月時点に確認した内容に基づいたものです。車に関する一般的な情報のご提供を目的として掲載内容には万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。法令規則の改定や、メーカーモデルチェンジなどにより異なる場合がございます。予めご了承ください。